デスベランダの功労者、多肉植物に敬意を表して。東京農大博物館へ行こう!
東京農大「食と農の博物館 バイオリウム」を紹介したい!
連休ということもあり、
我がデスベランダの真の緑化の功労者”多肉植物”に敬意を払い、
世田谷区にある
東京農大の”食と農の博物館バイオリウム”を紹介したいと思います。
コンパクトな温室に詰め込まれた多肉植物たち
”食と農の博物館バイオリウム”は博物館に併設された
博物館とは別の施設なんだそうですが、10数年前に子供達と来た時は
博物館の温室だと思っていました。
そう、ここはコンパクトだけれど、熱帯の温室ではないんですね。
東京農業大学 進化生物学研究所の研究紹介スペースで、
主にマダガスカルと南アフリカ周辺の多肉植物を展示しているんだそうです。
なので、展示はほぼ全て多肉植物!
タニラーパラダイスなのです!
偶然多肉植物を研究されている先生にお会いできて、
バイオリウムの見方を教えていただきましたので共有しますね。
バイオリウムはドーナツ型になっていて、
真ん中の島の入り口側はマダガスカル原産の多肉植物、
真ん中から奥が南アフリカの多肉植物ゾーンになっているそうです。
ぱっと見はわかりにくいですが、
進化の過程がわかるような展示方法になっていて、
私もちゃんとキャプションを読んでいなかったので
気が付かなかったのですが、
一般的な植物園とは異なり、
キャプションはきちんと専門的な内容が書かれていて
そのキャプションを追ってゆくと、多肉の性質や進化の過程が
垣間見れるようになっています。
ずっと疑問だった自宅の多肉植物の生態ですが、
先生によれば、やはり原産地を知ることと、
そこの気候を知ることが大切なのだと教えていただきました。
バイオリウムには多種多様な多肉植物が展示されていて、
その展示を見るだけでも、自宅の多肉の原産地を知ることができるので、
寄せ植えや管理の仕方の参考になります。
それに、ここでは家には置けないほど巨大な多肉の
迫力ある姿も見れますし、施設はコンパクトでも
1時間で全てを見切ることはできません。
ちょっとしたスキマもすごい!
現地の密林環境を再現されているゾーンもあるので
緑もっさりの中にも変わった植物がぎっしり!
多肉植物に興味のある方は一度は足を運んでみてはいかがでしょうか!
8月の初旬の2週間と、最終週は閉館で、基本的に
火曜日から土曜日まで開館されています。
夏休み期間に閉館するのは、大学がお休みだからだそうです。
ナットク!
そうそう、前回セミナーに参加させてもらいましたが、
こちらの展示も必見です!
足の下の土壌を掘って、掘った断面をそのまま採取して標本化した
土壌モノリス!
実際に1m以上掘って壁になった部分の土を
そのまま採取するって発想もすごいし、
その技術がまたすごい!
採取方法は展示案内パンフレットの最後に掲載されているので
ぜひ見てみると楽しいですよ!
解説に”若い土壌”という言葉が出てきますが、
「土に若いも古いもあるんかい!?」と思いますよね?
土壌の世界では、深いところにある土が古いとは
限らないそうですよ。
そんな謎解きも夏休みっぽくて良いですね。
そうそう、バイオリウムには巨大な亀さんや、ワオキツネザル、
シーラカンスなんかの展示もあります。
博物館も入場無料なので、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?