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「溶岩には鉄が含まれている」なんて誰も言ってない。それどころか....
見た目じゃ全然わからない
多肉植物の箱庭の材料として海岸で石を拾ってきたのが
3週間前。
リフォレスターの土が仕上がるまでのあいだ
見た目に面白い石たちを眺めていたりしてたんですが、
ある時、石の箱に台所で使っている
IKEAのマグネットピンチを落としてしまいました。
その時、マグネットピンチは溶岩に貼り付くんだと思ったんですが、
ピンチがくっついたのはごま塩の石でした。
ん?んんん?
その石が本日の表題の画像の石なんですが、
磁石がくっついたのはこの3っつのうちの1つだけ。
どれかわかりますか?
答えは左の黒い部分が多い石なんです。
磁石で鉄を含む石を探す。全部。
これは、、、面白い。
もともと使わなかった石は浜に返すつもりなので、
拾ってきた石の量はおそらく200くらいはあると思うのですが、
まさか溶岩以外の石に鉄が含まれているなんて
思いもしないので、この200個あまりの石を
一つづつ磁石を当てて
磁石が反応するものとしないものに分けることにしました。
これが、思ったより果てしない。
そして石は300あった….。なにやってんだ、私。
そしてわかったのは全体の約1/3は鉄を含む石だったってことです。
鉄を含む石は見た目では判断できない上、
一番期待していた溶岩は思った以上に鉄を含んだものがないという事実。
南アフリカの鉄分の多い土を目指して、
溶岩くんには期待していたのに.....。
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溶岩には穴を通る空気や風による「空気の泡」効果も期待しているので
時間をかけて染み出すであろう鉄が少なくても
まぁ、いいっちゃいいんだけどね。
仮説「空気の泡効果」については次回書きます。
それにしても、本当に見た目でてつがふくまれる石かどうか
判別するのってまず無理だし、
そもそも、ただの石っぽい石の中にも
普通に鉄って含まれているんだなっていうのが
素直な驚きです。
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それに、赤っぽい石には酸化鉄が多く含まれていると思っていたけど
そんなこと、全然ないみたい。
溶岩石の種類の多さと鉄の割合
そこで、クイズです。
下の溶岩石で作った魚。
鉄を含んでいるのはどれでしょうか。
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これ、本当に見た目では判断できないんですよ。
私は全部に鉄が含まれると思っていたんですが、
実際には1つだけにしか鉄は含まれていません。
真ん中から尾っぽにかけての石なんて、
まんま鉄錆が付いているような見た目なんですが、
磁石はまったく反応しません。
答えは頭の大きな気泡の入った石だけです。
ミニ盆栽候補に考えてたやつ〜っ!
と、いうわけで
今回は、思いがけない石の発見でした。
そういえば、白い水玉の入った石は
白い部分がお酢に溶けるらしいけど、
もしかして、牡蠣殻と同じような効果が期待できたりして?
ハマってはいけないと思いつつ、石の世界も面白いなぁと思うのです。