リフォレスターのメリット、デメリット。
YouTubeで紹介しているリフォレスター
(シリーズ化しているのでよかったらご覧ください。
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よろしくお願いいたします。🙇)
https://www.youtube.com/watch?v=zdHHpRACnS8
リフォレスターには条件がある
リフォレスターには集合住宅のベランダで運用するために
容器の作り方や入れるものに一定の条件があります。
これは、集合住宅のベランダで
特に腐敗臭や虫を限りなく発生させないためです。
リフォレスターは楽しんで続けられる工夫がある
リフォレスターのペルソナは平日は仕事や学校で忙しく
休日だけベランダ菜園を楽しみたい人としています。
リフォレスターで再生した土(リフォレストした土とします)では、
もちろん日に1回程度の水やりは必要ですが、
リフォレストした土は通気性と水もちが良いので
真夏でも朝晩2回たっぷりではなく、
適量与えるだけでほとんどの場合乗り越えることができます。
(リフォレスター用滴落ち水やり装置使用時)
その土作りであるリフォレスターは休日、週1回から2週間に1回程度の
野菜くずと卵のからの投入を1〜2ヶ月すれば
かなり状態の良い土に仕上がる仕組みで設計しています。
逆に、リフォレスターには肉や魚介類は絶対に入れてはいけません。
動物性のタンパク質は腐敗臭や虫の発生の原因になるためです。
そうすると、栄養素が足りないようにも感じますが、
離フォレスターのザジ領として鶏糞ペレットを入れているので
動物性の生ごみはそもそも必要がないのです。
再生具合がわかりやすい
リフォレスターでは約20Lの土に対して、
鶏糞ペレットは500〜800g(1袋)
カルスNC-Rは1kg(1袋)としています。
(適量は500gだけど、入れすぎても問題はない)
これは土に対する菌の量としては多すぎるくらいですが、
そのぶん野菜くずの分解が早く、
気温、湿度、野菜くずの大きさなどの
全ての条件がベストに揃った時なら最速で2週間ほどで土化が完了します。
そこまでではなくても、気温が5度を下回るような冬や、
35度以上となる真夏以外であれば概ね1ヶ月で
ほとんどの場合土化は完了します。
最初の野菜くず投入日から1週間目は青かびや白い綿毛のような
菌が発生しているのが見えますが、
これは菌たちが働いている証拠で、カビではなく、
麹菌のようなもので、その証拠に臭いはほとんどなく、粉も舞いません。
代わりにわずかに麹のような香りがします。
2週間目には土の色は黒くなり、
土にスコップを刺すと、サクッと入っていくことが実感できます。
虫や腐敗臭が発生しない
リフォレスターでは野菜くずを入れすぎなければ
腐敗臭はほぼ発生しません。
ただし、ブロッコリーやキャベツを入れすぎると
エチレンガスを多く感じることはあります。
実験でわざと状態の悪い野菜を入れたのですが、
わずかに腐敗臭が出たのは
野菜くずがそもそも腐っていた。
ゴルフボール以上の大きさ、あるいは塊で入れた。
季節は夏だった場合に限られ、
それも2週間ほど放っておいたらまた土は安定して、臭いも消えていました。
リフォレスターで腐敗臭が発生しない理由は、
腐敗菌よりも分解菌の分解の方が早いためです。
(マガジン「麹菌類最強説を参照」)
また、ハエ類や黒光するアイツもほぼ発生しませんが、
その理由の一つが2つの菌で、
もう一つが鉱物が細かくなった”土”です。
虫が発生する条件の一つが野菜が腐る時に発生する臭いと、
エチレンガスですが、
それらが発生する前に菌が野菜を食べてしまうので、
虫が好きな臭いが発生しない。臭いが発生しないので虫が来ない。
そして、そもそもベランダには土に潜る虫、
つまり、ダンゴムシやナメクジがほとんど寄ってこないこと、
フェルト生地が邪魔して土まで入ってこれないこと、
そして黒光するアイツは、
彼らにとって硬くて重い小石の中では羽が傷つくのを嫌がることと、
もしかしてですが、乾燥した繊維質に取り付く性質のある
カルスNC-Rが枯れた植物と勘違いしてアイツまとわりつくのを嫌って、
リフォレスターには近づかないのではないかと思います。
(マガジン「麹菌類最強説を参照」)
リフォレスターは家庭でできる小さなSDGs
集合住宅でのコンポストは、作った肥料を使う先がない場合が多く、
管理も大変でした。
リフォレスターは、野菜くずと卵の殻を使って土そのものを
その土にあった量だけ再生し、
再生した土を使ってお花や野菜を育てることができます。
そうして育て終わった土も、また同じように再生することができます。
また、集合住宅に特化しているため、
臭いや虫の発生もほぼありません。
分解に用いているのが微生物であるため、
ほったらかしにしていても状態が悪化したり、
土が腐ることはなく、ただ乾燥が進むだけです。
やりたくなったら再開し、
やめたくなったらほったらかし。
それを繰り返しても問題ないので、
今まで必要だった管理するための気合いはそこまで必要ありません。
もしも完全にやめたくなっても、
土以外の木箱やフェルトは燃えるゴミとして、
ビスなどは燃えないごみとしてして捨てることができます。
(土は自治体のルールによる)
ベランダでの運用と使用が原則
注意事項としては、リフォレスターは屋外での土再生、
屋外での野菜栽培に限ります。
それは微生物を使用しているため、
常に微生物の呼吸「バイオガス」が発生しているためです。
ベランダでは常に空気の流れがあるので、
何の問題もありませんが機密性の高い室内では
わずかずつであっても長時間にわたってバイオガスが貯まれば
人体に影響がないとは言えません。
野菜栽培を始めたリフォレストした土の中でも
微生物は生き続け、植物の成長を支えるため
バイオガスは発生しますので、やはり室内栽培はやめましょう。
とはいえ、発生するバイオガスの濃度がベランダで感じるかといえば
それは全くなく、
鼻の効く猫がリフォレスターの蓋の上でうたた寝するほどです。
それでも室内利用に関しては絶対に勧めることできません。