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リフォレストした土で実現した待望のベランダ菜園第一号は順調すぎて成果を疑う。

5月から梅雨入りまでは「デス要素」はあまりない

根元近くで折れてしまった3本のミニトマトでしたが、
私の心配をよそにぐんぐんと成長し、着実に開花、結実し始めました。
6月5日、ついにアイコのあさひちゃんも開花し
これでようやく3種類のトマトが収穫できる希望が出てきました。
とはいえ、この時点でのミニトマトの最大の問題は
日照が半日しかないことで、
同じ品種の花のつき方と比べれば、控えめなことは否めません。

順調に実がつきはじめる

それでも、このベランダでは初の光景には違いないので、
とにかく一つでも多く、そして願わくば収穫までつなげられれば
十分に満足だと思っていました。
摘心も、混みすぎた葉の調整もやっているだけで楽しい。

追肥の代わりに追土

ミニトマトの成長は心の底から楽しく嬉しいものですが、
気になっているのは「土」のことです。
画像の通り、苗の植え付け時には土を少なくしていた理由は、
当初から追肥が必要になるタイミングで追土をするつもり
だったからです。

相性の良いバジルを追植

ミニトマトが丈夫に育っているのは
どうみても「土」が、土の状態が良いためだとしか思えません。
実際、時折割り箸を土に刺してみるのですが、
いつ刺してもつちはふかふかで、刺した割り箸はほとんど抵抗なく
深くまで刺さるのでした。
ならば追加する土の高さに合わせて、
トマトと相性の良いスイートバジルを植え足すことにします。

ここまで密植し、更に植物を増やせば
木箱の中の根はぎゅうぎゅうに詰まって枯れるはず。

けれど、リフォレスト中の土の分解状態をみる限り、
こんな環境でも、根は張りすぎにならないのではないか。
むしろ、根が張りすぎて枯れる部分が出てしまっても、
微生物がその枯れた根を片っ端から分解するのではないか。
そう感じることがあって、
ならば、実験して確かめなければ気が済みません。

水やりの方法を変えてみた

現時点で「ベランダデスバレー」は呼べないほど
緑化が進んでいるこの場所ですが、
5〜6月はそれほどではないものの、
気温が上がってくれば乾燥が加速するのがこの場所です。
そうなると、問題は水やりなのですが、
朝晩水やりをしたとして、
一度に多くの水をあげてしまうと、
水が箱から漏れ出てしまい、
同時に少なくない微生物も流れ出てしまうことに気づきます。

滴落ち水やり器(自作)

「いまさらかい?」
と言われそうなのですが、いまさらでした。
そこで、今まで一度に上げていた水を、
1滴づつ時間をかけてやってゆく方法を思いつきます。
参考にしたのは、インド系のYouTuberさんがやっていた
ペットボトルを使って1滴づつ水やりができる方法です。

ペットボトルの蓋に穴を開け、
そこにチューブを刺し、チューブの中には紐を通す。
水は紐の表面張力に引っ張られて1滴ずつ地面に落ちるという単純なもの。
これをアレンジして、
100均のキャンプ用の1.5L給水ボトル
水槽用のチューブ、
腐りづらいポリエステル製の編み物糸
あとは、給水ボトルの口の隙間を詰めるための
建築用ゴムマットで
滴落ち式水やり装置を自作しました。

水落ち部

画像では根元近くに水が落ちる様にしていますが、
このあとバジルの葉をバウンドして水滴が拡散する位置に調整しています。
また、この高さでは、風邪の影響も少し受けるので、
水滴が同じ場所ばかりに落ちなくなりました。

この装置では1.5Lの水を30分〜1時間かけて水やりができるのですが、
こんな単純な装置で、驚くほど水もちが良く、
日によっては夜の水やりをしなくても
ミニトマトは枯れるそぶりも見せない日もありました。

この水やり装置は、毎夏必ず枯れていたサンショや金柑のためにも
作ったのですが、効果はテキメンで、
初めて夏場に枯れることなく乗り切りました。

しかし、同じ様に茗荷や三つ葉にも使ってみましたが、
三つ葉は「酷暑」の際に蒸れてしまったらしく
枯れてしまい、茗荷も地上部分は枯れてしまいました。

余談ですが、
茗荷に関しては、根はしぶとく生き残り、
今も生きてはいますが、昨年の夏も地上部分は
夏越しができませんでした。
茗荷と三つ葉はプラ鉢で栽培していたのが良くなかったのかもしれません。
茗荷の根はそのままプラ鉢に入ったまま、冬越しをさせて
春以降は木箱での栽培に切り替えたいと思います

冬越し中も土のままにしておくのはもったいないので
コウサイタイとラディッシュ、ミニニンジンを
タネから混植で密植して植えています。
土の状態が良いので、
混植の密植でも問題なく収穫できていて、
年末ごろにラディッシュを収穫し、
今はコウサイタイが花芽をつけ、
ミニにんじんの本葉が2枚になったところです。

真冬でも何かしら収穫できる楽しみは
何ものにも変え難いなと思うのです。

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