リフォレスター、この夏は想定外のシーズン2。主役は芋。
夏野菜がいなくなったベランダ
7月に入ってすぐ、本来なら8月中旬から始まる
多肉植物のデッドライン、日中の最高気温35度を連日叩き出し、
ミニきゅうりは1日で枯れ、
この2年枯れ知らずのミニトマトすら持たず、
いちごもインゲン豆も全滅するという絶望的な状態に陥りました。
多肉植物は室内に避難させた事で、
熱波の被害は1割以下に抑えることができましたし、
この熱波でも、青じそやすみれは元気ですし、
山椒、金柑はこれまでのデス環境を乗り越えてきた歴戦の貫禄で
びくともしませんが、
今年の一番の注目株である茗荷の状態はベストとは言い切れません。
それでも、ベランダの緑化自体は継続できているのですが
やはり野菜がないのは寂しい。
そんな時、通勤中に街中の緑を観察していると、
プランター栽培のさつまいもをいくつも見かけました。
さつまいもをプランターで育てるなんて考えてもみなかったけど、
これだけ何度も見かけるのだから、
案外いけるのかもしれないなぁ。
でも、流石にもうさつまいもの苗は売っていません。
しかし、あるところにはあったんです。
忘却の彼方から現れた救世主
それは、台所の片隅に眠っていた”赤い”やつ。
冬に買っていたのにすっかり忘れていたお芋さん2種。
シルクスイートと、赤いジャガイモアンデスレッド。
おあつらえ向きに芽が出てる。
食べ忘れてただけなんですけどね….。
ならば、この2つを利用しない手はありません!
培地には試したいことがあった
実際にイモが育つのかについては実績があるようで、ないようで。
ジャガイモについてはこれまで何度も勝手に芽を出してきて
真冬に2センチ弱のジャガイモを収穫できた事はありますが、
本気で植えるのは初めてです。
さつまいもはそもそもつるが茂るので敬遠してきた経緯もあります。
日照の心配もありますが、
今年はそもそも太陽の角度が低いので
日の当たる時間が稼げるかもしれません。
それに、特にハダニ対策として
乾燥させたドクダミを土に混ぜ込む実験もやりたかったので、
いつも通り、実験内容を欲張ります。
さつまいもはミニトマトの鉢へ
さつまいもはミニトマトを育てていた場所へ土を変えずに植え付けます
実はこの2週間、ミニトマトは何もせず放置しておいたのですが、
それには理由があって、
リフォレスターの土には鶏糞に含まれるものと
カルス-NCRの微生物が生きています。
ミニトマトが成長している間は根を食べる事はありませんが、
枯れて終えば、その時点で食料になります。
なので、放置するほど土はふかふかに戻ります。
想定通り、ミニトマトの根は付け根周辺に硬い部分が残っただけで
あとはふかふかな状態に戻っていました。
残りの根の分解を促進するために、
通年リフォレスターにしている1号器の種土を
スコップ2杯ほど追加してミニトマトの土によく混ぜ込み、
そこに、ダメ押しのドクダミも加えます。
本来のさつまいもには鉢が少し小さいかもしれませんが、
どのくらい成長するかは未知数なので、
実験には十分でしょう。
念の為、すだれの敷き藁もしておきます。
アンデスレッドは2号器へ。
アンデスレッドはリフォレスター2号器へ植え付けます。
ちょっと土が足りないような気もしますが、
成長具合を見ながら1号器の土を足していこうと思います。
それにアンデスレッドは男爵系だしそこまで大きくならないと思う。
また、土の表面が鉢から10センチくらい下になるのですが、
これが室外機の風除けになってくれるのではないかと期待もしています。
こちらもすだれの敷き藁をしてチャレンジ開始です。
実は2号器には心強い助っ人が来てくれていたんです。
それがヤモリ!
2号器の方向を変えた時、側面にくっついていて
ちょっと感動してしまいました!
クモは苦手であんまり来てほしくありませんが、やもちゃんなら大歓迎!
ぜひパトロールしてほしい!
余ったアンデスレッドはカモミールの隣へ
そろそろ終わりのカモミールもバッサリと切りましたが
切った根元にはm新芽が伸びてきてました!
これは意外で、ちょっと嬉しい!
ジャガイモのために抜こうと思っていたけれど、
抜かずにおくことにします。
インゲンを育てていたところは、
六尺捧が伸びてきているし、しそも元気なのでそのまま継続します。
春に移植したよもぎは頑張ってくれていますが、
ちょっと疲れてきたかなと思っていたのです。
こちらもカモミール同様キク科のど根性で
新芽が2つ出ていました。
今日は書きませんが、
ベランダ菜園でも雑草を共存植物として取り入れたい野望の
主要メンバーなので、元気でいてくれてうれしい!
と、いうわけで今季は初の菜園シーズン2を始めたというご報告でした!
転んでも、ただでは起きないぜ!