スポーツ語るシス!テーマは「西武球場」
多くのプロ野球のスタジアムを訪れてきた筆者が、印象に残っている球場について自由気ままに語る“スタジアム・メモリーズ”。
前回は2023年4月にお届けしまたが、今回はそのセカンドシーズンです。
以下の記述、子どもの頃のおぼろげな記憶も含まれているため、一部誤った情報があるかもしれませんが、そのあたりはご指摘くだされば修正いたします。
では、よろしくお願いします!
黄金時代の獅子たちに歓喜! 西武球場!
初回は、埼玉西武ライオンズの本拠地である『西武球場』について。
現在は『ベルーナドーム』となっていますが、筆者の思い出が詰まっているのは、まだドーム球場になる前の西武球場の時代です。
小学生の時に所属していた少年野球チームの夏休み行事として、毎年、西武球場でのプロ野球観戦があったため、その頃の記憶が強く残っています。
当時の西武といえば、野手では清原・秋山・デストラーデ・石毛・辻・平野・田辺・伊東など、投手では渡辺久信・渡辺智男・工藤・郭泰源・潮崎・鹿取など、錚々たるメンバーが居並ぶ黄金時代で、ライオンズファンではない私でも、子どもながらにワクワクしたことを覚えています。
特に印象に残っているのが、“カリブの怪人”ことデストラーデ選手のホームラン。
「カーン!」
という乾いた打球音を残し、あっという間にスタンドに消えていくあの光景は、まさに衝撃でした。
当時のライオンズが強かったからこそ、そう感じたのかもしれませんが、あのブルーのユニフォーム、かっこよかったなぁー。
また当時、観戦記念に配られたのが、“ライオンズびいき”としておなじみのラジオ局・文化放送が制作したポスター(おそらく、プロ野球ナイトゲーム中継番組『ライオンズナイター』のポスターだったと思います)も印象に残っています。
長野県の高校を卒業して上京するまで、私の部屋に貼ってありました。
あのポスターをもらってから30年以上――。
今、私は文化放送の番組に携わらせていただいているのですが、何だか不思議な縁を感じます。
その後、上京してからも何度か西武球場には訪れていますが、今でも所沢に行くと少年時代に戻る感覚があって、何だかノスタルジックな気持ちになり、私にとってちょっと不思議な球場だったりするのです。
なお、現在は『ベルーナドーム』となっていますが、他のドーム球場(東京ドーム・バンテリンドーム ナゴヤなど)とは異なり、球場全体が覆われているわけではありません。
そのため、秋口や春先のナイターのときには冷え込む可能性があります。
観戦に訪れる際は、気をつけてくださいね。
(つづく)