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スポーツ語るシス!テーマは「東京ドーム」
2023WBCでの侍ジャパンの優勝!「野球って素晴らしい」「野球って面白い」と改めて思った人も多いと思います。僕も野球は大好きで、これまで多くのプロ野球のスタジアムを訪れてきました。この連載では、その中で特に印象に残っている球場について自由気ままに語っていきます。
スタジアムというところは、実際に行ってみるとそのスケール、美しさ、歴史に感動する場所だったりします。今回は、日本初の屋根付き球場『東京ドーム』について!
【構成作家T プロフィール】
主にラジオやテレビの台本を書いている40代の構成作家。
趣味はスポーツ観戦。特に野球が好き。カープファン。高校野球ファン。
あの王さんと言葉を交わした東京ドーム!
東京在住ということもあり、おそらく、最も多く足を運んでいるのが『東京ドーム』。野球に限らず、多くのコンサートやイベントなども開催されているので、一度は訪れたことがあるというかたも多いのではないでしょうか?
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そんな『東京ドーム』の思い出をたどっていくと、僕の場合、観客ではなく選手としての記憶に行きつく。小学5年生のとき、初めて『東京ドーム』を訪れた僕は、ある大会に出場する少年野球チームの一員でした。
ユニフォームに着替え、グランドに足を踏み入れると、予想以上の大きさにビックリ。さらに、野球中継で見慣れたベンチや、選手たちが使用するトイレなど、見るもの触れるものすべてに感動したことを覚えています。
そして、試合が始まると、僕は途中からセンターの守備に。プロ野球と同じように名前がコールされ、オーロラビジョンに自分の名前が映し出されたときの興奮は、今も思い出すだけでゾクゾクします。
その後、バッターボックスに入るときも名前をコールされ、なんだか自分がとんでもない選手になったかのような気分に! 結果は内野ゴロでしたが(笑)、一生忘れることのない宝物をもらったような気がします。
また試合後、世界のホームラン王・王貞治さんと会話を交わしたことは、僕の人生における自慢のひとつとなっています。
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目の前に王さんがいる……。
大きいなぁ……。
そして、かけてくれる言葉がやさしいなぁ……。
当時は「大きくて優しいおじさん」くらいの印象しかありませんでしたが、振り返ると、とんでもないレジェンドと話していたのですね。今だったら、恐れ多くて言葉が出てこなかったかも。
その後、何度も観客として訪れていますが、選手として体感した、あの信じられないぐらいの興奮を上回ったことは現在のところまだありません。なにせ、プロの選手たちがスーパープレイを繰り出しているグラントを、少年野球の身でありながら体感できたのですから。プロの偉大さを理屈抜きで身体で感じ取ることができました。
すでに30年前の話ですが、「土は持ち帰ってはダメ」と何度も念を押されていたにもかかわらず、練習中にこっそりとユニフォームのポケットに入れて帰宅。そんな事情を知らない母親が、そのまま洗濯してしまい、ちょっぴり悔し涙を流したなんていう思い出もあったりなかったり……。
最近では、スタジアムグルメも充実している『東京ドーム』。スポーツ観戦デートにもピッタリの場所ですので、ぜひ一度訪れてみてはどうでしょう。オススメです!
(つづく)