マネジメントで陥りがちなワナ⑦「部下の昇格」
成果を出した部下を、次の役職に昇格させるケースもあるかと思います。特に、マネジメントなどハイクラスへの昇格については、成果だけ、見て昇格させるのは、大きなリスクが伴います。
なぜかというと、成果を挙げているが、ワンマンプレーでチームのメンバーなど周囲を考えず自分だけよければ良い、という考えの人が昇格した時に、昇格を見た周囲の人のモチベーションは下がり、会社に対するロイヤリティは低下します。しらけてしまいます。
やはり、成果を出し、人望もある人を昇格させるべきです。そうすると、良いロールモデルとして、会社に良い影響を与えます。
ただ成果だけ出す人には、賞与(ボーナス)などで、報い、モチベーションを保ってもらいましょう。
判断基準が抽象的ではあるので、ある程度公平にやりたい場合は、評価項目として、「成果」に加えて、「チームへの貢献」、「他チームへの貢献」といった項目も設定して周りのメンバーからの評価も加えると良いです。