たまには青空の誘惑に乗るのもいい
やらねばならない仕事もあるのに、待ちに待った涼しさと青空が、朝から悪い誘惑をした。
出かけたい‥。どこに行こうか。何をしようか。胸を駆り立てる。
出かけてしまった🌳 夫と母もノリノリ。
今日の琵琶湖はちょっと深めな、何とも魅力的な色。
湖畔で作るラタトゥイユ
準備に労力のいるバーベキューはどうも億劫なので、私はコンロと小鍋でできる料理を屋外でするのが好きだ。今日は家にあった食材を使ったラタトゥイユ。
風が強くても平気なアウトドア用ガスコンロ🔥こんなときの強い味方なのだ😊
しかしガスボンベを1本しか持ってこなくて、野菜に火が通るまでにガスが無くならないか心配しながら沸き立つのを待った。‥蓋を持ってきているのにすっかり忘れているのだ(笑) 途中でやっと気づき蓋をした。途端、すぐに沸騰してくれた。なんとかニンジン、柔らかくなってくれた。
琵琶湖を背景にラタトゥイユもなかなかよいではないか。
母にとっての至福の時‥
母と夫はスケッチを🎨
母は実は幼少の頃からの苦労人だ。絵を学びたかったのに店が倒産して中学を卒業すると同時に住み込みで働きに出た人。高校に行くのも諦めた。(それ以上にもっと幼い時からの苦労はあるのだが今日のところは割愛‥)
一昨日の投稿にも現れたが、父の仕事の失敗続きで母はずっと働き詰めに働いた。心の中では「たまには縁側でキャンバスに向かえるような、ゆったりとした暮らしがしたい」という叶いそうもない夢を密かに描きながら。
それが‥、私の夫となった人がたまたま美術の教員で、5年前から母を近くに呼び寄せて暮らすことになったため、今やっとこのように「絵を描いて過ごす時間」を楽しむ暮らしができるようになったのだ。
母は言う。80歳を超えてやっと70年来の夢が叶ったと。
今日も夫と母が共にスケッチを楽しむ姿を見て、私は幸せを感じる。湖からの心地よい風とともにずっと心に残りそうだ。
今朝、青空の誘惑に乗ったことは正解だったと、今思える。