『 陽だまりの歌 』
今日はとってもいい天気。
こんな日は、
むかし、
悲しいことがいっぱいあって
お外に出ることができなくなったあの子が
久しぶりに
庭の芝生に裸足で立って
「 おかあさん、外ってあったかいんだね? 」
と言ったのを思い出します
長いこと
笑わなかったあの子が
柔らかな陽射しの中で
微笑んで
小さな足で
芝生のぬくみを確かめるように
足踏みをしました
嬉しくて、嬉しくて
それでもちょっぴり胸が痛くて
涙が止まらない
穏やかな
そんな朝でした。
今それを
大切な
美しい想い出として
嬉し涙と共に思い出せる幸せに
感謝しています。