アラサー女のてんやわんやDハロ記録2024
今や説明不要の大イベント、ディズニーハロウィン(通称:Dハロ)。
自分も先日行ってきたのだが、それはもう大変だった。行 く ま で が 。
そんなアラサー女のギリギリすぎるDハロまでの道のりを、戒めとして記録しておく。
9月7日(土)日程と衣装を決める
友人たちとDハロの日程を決め、何の仮装をするかを決める。
悩んだ結果、私はハロー!ニューヨークというショーの衣装のミニーちゃんをやることに。
この日は大変暑い日であったが、流石に10月末なら黒タイツがありがたい季節になっていることだろうと話していた。
9月8日(日)衣装の注文
友人たちと相談した翌日、衣装を作ったりする技術はないので通販サイトで衣装を探す。価格とレビューと発送時期諸々を吟味して衣装を注文した。
この時点で、商品出荷予定は9月30日(月)~10月6日(日)の間。
オーダーメイドというわけではないが、受注生産の形をとっている業者さんだったので、出荷に時間がかかるのは致し方ない。そういうものである。
私がパークに行く予定は10月27日(日)。仮に6日(日)に出荷されたとしても2週間前には届きそうだ。
2週間あれば、もし手直しが必要な部分があっても何とかなるだろう。レビューを見ても配送のトラブルは無さそうだし、これなら大丈夫だと踏み、決めた。到着が待ち遠しい。
9月30日(月)発送通知が届く
最短の日程で発送してくれるとは、流石である。到着予定は10月6日(日)。これなら余裕をもって準備ができそうだ。
知らされたお問い合わせ番号を早速追跡サービスに入力してみるが、さすがにまだ「登録情報がありません」という表示だった。
反映に時間がかかるのはよくある話だし、明日また見てみるか…と、一旦閉じる。
10月1日(火)暗雲
丸1日が過ぎたが、まだ反映されない。
ちょっと雲行きが怪しいが、海外発送だとこういうこともある。前にSHEINを利用した時、同じようなことがあった気がする。焦るにはまだ早い。
10月6日(日)夜 業者からの連絡
「申し訳ございません」から始まる文章に嫌な予感。
紛失だぁ????!!!!!!!!
おかしいと思ったんだよな~~~~~いくら待っても追跡サービスで出てこないしさぁ~~~~~!!!!!!
1ヶ月待ったものを、これから作り直す?勘弁してくれ……!!!
「キャンセルいただいても構いません。返金します。」って言われたけど、ここまで来ちゃったらもう他のところで買っても間に合わない。少なくとも私は間に合うものを見つけられなかった。
着用は27日。でも前日着は不安過ぎる。しかしあまり無茶を言って「できません」と言われても困る。必死に頭を回して業者へ返信。
頼んだぞマジで!!!!!
ここから数日音沙汰がなく、不安な日々を過ごす。しかし、自分にできることは何もない。
不安を紛らわすかのようにゲームをやり始める始末。
10月16日(水)商品到着
朝、仕事に行こうとしていたところで宅配に足止めを食らった。まさか。
中身を確認する暇はなかったので、とりあえず受け取ったものを部屋に放り家を出る。
通勤中の車内で注文履歴を確認すると、「配達済み」になっているではないか。ということは、受け取った荷物は件の衣装だったわけだ。
いや、発送の連絡ないのかよ。
という言葉を飲み込みつつ、ひとまず届いたことに安堵。
さて、帰宅し中身を確認する。
ん?
丈おかしくない……?
絶対短すぎる。確かにミニスカートだとは思っていたけれども、にしたってたぶん短すぎる。
ここで、本物のミニーちゃんの写真を見直してみる。彼女のスカート丈はひざのちょっと上くらい(のように見える)。
模範的な女子高校生のスカート丈という感じで、動くと中に履いているカボチャパンツの裾のフリルがチラっと見えるくらい。
では届いたものはどんなもんか。
いや、ワカメちゃんか!!
ってツッコミを入れている場合でもなければ、のんきに写真撮ってる場合でもない。
長い丈を詰めることはできるが、短いものを伸ばすことはできない。
裾の折り返しが長ければ、この部分を利用してどうにかできる可能性もあったが、今回届いたものは折り返しが短いのでそれも叶わない。
どうしようかと考えながらジャケットを見る。こちらは想像していたよりも少し長い。
本物の写真を見ると、近頃流行りのショート丈に見えるので、もう3cmくらい短いのが理想。しかも、あのバリ短いスカートと合わせると、シルエットが明らかにミニーちゃんのそれではない。
せめて組み合わせた時のバランスが良ければなぁ。どうにかすることはできるのだろうか……
あれ?そういえばパニエ付いてなかったな。どうなってんだ……?
もうとにかくツッコミどころが多い。しかし、配送の時点で疲れてしまった私にこれ以上文句を言う元気はない。
自分でなんとかしよう。何からやればいい?
……とりあえず今日はもう寝よう。私は現実から逃避し、明日の仕事に備え寝ることにした。
10月17日(木) 現実と向き合う
1日経過し、改めて届いた商品と対峙する。
1日経ったところで状況は何一つ変わらない。とりあえず、いかにしてこの服をそれらしい状態に持っていけるか考えよう。
喫緊の課題はあの短すぎるスカートである。
たぶんあのスカートがもう少し長ければ、ジャケットとのバランスは良くなりそう。
ジャケットの丈を詰めるのは構造上かなり大変そうだし、やっぱりスカートをどうにかするほかない。
ここで閃いた。
ウエストの部分の布を開いて上手いこと布を継ぎ足せばいけるのでは……?
この時点で深夜1時。明らかに正常ではない夜中のテンションで自分は天才だ!!!と思い、あろうことか作業をし始める。
やり切ってからはたと気付く。
継ぎ足すよりも1から作る方が早いしキレイなのでは?
夜中のテンションって怖い。とりあえず睡眠が足りていないことは確かだ。とにかく寝よう。話はそれからだ。
10月19日(土)・20日(日)準備
さぁ休日だ。作業するか……と思いきや、この土日は前々から決まっていた予定があった。嬉しいやら悲しいやら……。とりあえず合間をぬって必要なものを揃えていく。
スカートがどうにかできるかは未知だが、とりあえず他のものだけでも平日に何とかしよう。スカートは、前日に何とかするしかない。
10月26日(土)制作①パニエ
こういう時に限って仕事が忙しくなり、平日にまったく作業が進まず、結局前日になってしまった。解せない。
筆者はいつもこのパターンである。いい加減学習しろ。
さて、まずパニエなのだけれど、これ、ちゃんとしたものを買おうとするとそれなりのお値段。かといって安いものではボリューム不足。
助けを求めてネットサーフィンしていると、ある動画を発見した。
100均アイテムで作れるだなんて、なんとありがたい…!
水切りネットで子ども用のチュールスカートを作ってるのは見たことがあったけれど、なるほど不織布…!水切りネットよりもチクチクしなくて良さそう。
ということで、実は前日の晩からパニエに使う不織布を染めていた。今回の衣装のミニーちゃん、パニエが青いのだ。
空色って感じでいいんじゃない?!カワイイぞ!
動画本編では不織布2枚で作る方法を紹介されていたのだけれど、今回はおまけの方で紹介されていた1枚ver.で制作。
もっと丁寧に作りたかったなぁと思うけれど、今回はスカートの広がり具合的にも許容とした。
また作ることがあったら2枚使ったふわっふわのにしたい。
10月26日(土)制作②スカート
さぁ、問題のスカートだ。
布はなんとかそれらしいものを用意した。
作り方もYouTubeで予習ばっちり。
これがもう、制作課程を撮る余裕がなく……
慣れないことはするもんじゃないな~~~と半分後悔しつつ、でもそれらしい形になっていくのは面白くもあり。
途中でミシンの調子が悪くなった時はどうしようかと思ったけど、最後は手縫いで乗り切った。
そうしてなんとか出来上がったスカートがこちら。
ここをこうすれば…っていう部分は多々あるが、即席にしては頑張った。良いことにしよう。
良いことにしないと寝られない。いい加減寝よう。寝ないと。
10月27日(日)当日
耳を作る暇がなかったので、髪をお団子にして「っぽい」感じに。
ピンクのジャケットに負けない強めのメイクにして、リップはもちろん赤。
なんやかんやで、なんとかなった……(脱力)
絶対涼しいと思って黒のタートルネックタイプのヒートテック用意してたのに、日差しがバリ強くてマジで失敗したと思った。
誰だよ、10月末は涼しいって言った奴。(他でもない我々である。)
こうやってギリギリなことするたびに、もうやりたくねぇ……って思うんだけど、撮った写真とか見返すと「楽しかったなぁ~!」って気持ちばっかりになって、またやりたくなる。
学習しないなぁ~って思うけど、楽しいことのために必死になるのは悪くない。
むしろ、大人になってなお「楽しい」に全力になれるって素晴らしいことだなぁと思うのである。
この気持ち、忘れたくないなぁ~。
全力で遊ぶことだったり、お金だけじゃなくて創意工夫でなんとかすることを思い出させてくれるDハロ。
きっとまた来年も、今年のこのドタバタを忘れて「何する?」って会話をするのだろう。