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宝塚記念血統情報

【②レイパパレ】ディープ産駒1勝・2着2回
父ディープインパクト。母シェルズレイ。母の父クロフネ。
ホープフルS(G2)とCBC賞(G3)を勝ったシャイニングレイの全妹です。宝塚記念過去10年ディープインパクト産駒は、2016年マリアライト優勝、2015年デニムアンドルビー2着、2013年ダノンバラード2着。宝塚記念過去10年の優勝馬9頭のうち8頭の父は2400m以上のG1を優勝した実績がありました。母父は5頭が2400m以上のG1を優勝、4頭は短距離重賞ウィナーでした。母の父クロフネはNHKマイルカップの勝ち馬で、昨年の宝塚記念覇者クロノジェネシスと同じで、ノーザンダンサーのインブリードを持っていないのも同じです。母の父クロフネが宝塚記念阪神芝2200m内回りコースへの適性を押し上げている可能性があります。

【⑦クロノジェネシス】欧州のパワー、スタミナ血統
父バゴ。母クロノロジスト。母の父クロフネ。
ヴィクトリアマイル、香港カップを優勝したノームコアの半妹、2代母のインディスユニゾンは重賞を4勝したフサイチエアデールの全妹という血統背景の良血馬です。父バゴは凱旋門賞、パリ大賞、ガネー賞、ジャンプラ賞のG1を4勝した名馬で、道悪の鬼としても有名なスタミナ豊富な血統です。バゴ産駒にはビッグウィーク(菊花賞) 、オウケンサクラ(桜花賞優勝)がいます。阪神内回りコースで開催される宝塚記念は、上がりの速い瞬発力勝負にはなりにくいため、バゴのような欧州のパワー、スタミナ血統が向いています。

【⑨アリストテレス】揉まれ弱い血統
父エピファネイア。母ブルーダイアモンド。母の父ディープインパクト。
父エピファネイアは、非サンデーサイレンスの血統で菊花賞、ジャパンカップを優勝。皐月賞馬エフフォーリアは、エピファネイア×ハーツクライで、サンデーサイレンスのインブリード18.75%、4×3。3冠牝馬デアリングタクトは、エピファネイア×キングカメハメハ×ディープインパクトで、サンデーサイレンスのインブリード18.75%、4×3。アリストテレスもサンデーサイレンスのインブリード18.75%、4×3です。このサンデーサイレンスのインブリードが、馬の潜在能力を高めている血統であることが推測されます。SadlersWellsのインブリー12.50%、4×4でスタミナと底力を押し上げている血統です。母ブルーダイアモンドは未勝利馬ですが、兄弟にヴィクトリー(皐月賞優勝)、リンカーン(菊花賞2着)がいます。母牝系バレークイーンからはフサイチコンコルド(日本ダービー優勝)、アンライバルド(皐月賞優勝)がでている優秀な牝系です。エピファネイア産駒は、揉まれ弱い面があるので、外々を走るスタイルが理想です。

【⑩カレンブーケドール】持続戦に強い血統
父ディープインパクト。母ソラリア。母の父ScatDaddy。
宝塚記念過去10年ディープインパクト産駒牝馬の成績は、12頭出走して、1勝・2着1回・3着4回で複勝率50%です。カレンブーケドールはディープインパクト×母父ストームキャット系の配合です。母ソラリアは、チリ1000ギニー、アルトゥロLペニャ賞、エルダービーのG1を3勝してチリの年度代表馬に選ばれた優秀な牝馬、芝2400mのチリ共和国のダービーを勝っているスタミナ血統です。母ソラリアの父ScatDaddyは米シャンペインS、フロリダダービーのG1を2勝、種牡馬としては、12頭のG1馬をだし、北米三冠ジャスティファイを排出している優秀な血統です。母系は瞬発力勝負よりも、持続戦に強い血統で、宝塚記念の厳しい流れに十分適応できると思われます。

【⑪モズベッロ】母系は米国パワー血統
父ディープブリランテ。母ハーランズルビー。母の父Harlan's Holiday。
母の父Harlan's Holidayは、米国G1のブルーグラスS(9.0F)、フロリダダービー(9.0F)、ドンH(9.0F)を優勝、種牡馬としては米リーディングサイアーになったInto Mischief(USA)など6頭のG1馬を排出しています。父ディープブリランテは現役時代に日本ダービーを勝ち、種牡馬としては中山金杯・ラジオNIKKEI賞を優勝したセダブリランテスがいます。母系は米国パワー血統で、水分を含んだ馬場になった方が走る血統です。
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