物販やってうまくいかなかった人シリーズ②転売ではなく、いきなりOEMをやりたい人
鈴木正行です。
「物販やってうまくいかなかった人シリーズ」です。
ネットビジネスの失敗事例をお話します。
ネットビジネスにもいろいろありますが、
初心者さんが稼ぎ出しやすく、イメージしやすいのは
せどりなどの「転売」ではないでしょうか?
100円で買った本を300円で売る。
200円儲かる。
という単純明快なものです。
学んで、行動すれば多くの方は堅実に稼ぐことができます。
■転売ではなく、いきなりOEMをするリスク
「転売ではなく、いきなりOEMやりたいです。」
稀にこのようなご意見をお聞きします。
OEMとは「Original Equipment Manufacturing」の略です。
ブランド商品を自分で作る。
だからライバル不在で稼げる。
自分で企画開発発注した商品が当たれば、本当に儲かります。
「OEM教えます。」
「うちならOEM簡単に作成できます。」
など、初心者にOEMをコンサルなどで教えているところもあります。
上記のようなコンサルの広告を見て、始めた方は現実を知るでしょう。
初心者にOEMを指導して稼がせるのは、
非常に難度が高く、資金もかかります。
それを「簡単に」などと言うのは、かなり怪しい業者であるといえます。
■OEMオリジナル商品ビジネスのリスク
やるのは自由です。しかし、高確率で大金を失います。
コンサルを受けた場合、当然コンサルにかかる資金も無くなります。
自分で商品設計をし、工場と交渉。
商品を作ってもらい、ある程度の量を一括発注するので、
最低でも一通り行うのに、300万円は必要です。
自分で作った商品が売れなければ
お金はもちろん戻ってきません。
在庫がたまってしまいます。
実力の低い方が軽い気持ちでOEMに手を出して、
数百万を失うのを見てきました。
せめて、転売経験が1~2年ほどあると
どのような商品に需要があるのか?どのような商品に需要がないのか?
ある程度、感覚でわかるようになるため、失敗のリスクが減ります。
しかし、転売経験がない方は、どのような商品に需要があるかわからず、
自分のセンスだけで商品を作ることになるわけです。
すでに売れている商品を改良してOEMする。
「さらに良くなったのだから売れるよね」というのも危ないです。
その「改良」は、本当に正しいのでしょうか?
それが間違っていた場合、ほぼ売れません。
「自分が欲しいもの」ではなく、「お客様が欲しいもの」が売れるのです。
OEM商品を売りまくって億稼ぐ実践者は友人にもいますが、
日々、商品セールスページの写真や注意書き、文章やボタンなどを確認し、
数字を分析しながらガンガン修正・改善してまた確認する、など
連日、細部までメンテナンスしています。
■まとめ
初心者であるならば、転売の方がおすすめです。
リスクも少なく基本中の基本として商品を見る目がつきます。
OEMは、いきなりでは当たりづらい高額なギャンブルになります。
転売は既存商品を取り扱うので、
月に何円で何個くらい売れているのか?
売れていないのか?など、
調べれば本日までの過去履歴データがあるわけです。
売れている商品を把握した上で、ライバルの数も含め計算し、
自分も仕入れて売るので、まず稼げます。
「最初からライバル不在で、一人勝ちしたい!」
と欲張ると痛い目を見る可能性が高いですので、お気をつけて下さい。
あなたは「物販やってうまくいかなかった人」にならないでほしい!
銀行からの融資や、自分の貯金などの大切なお金を、気軽にOEM商品開発に手を出してドブに捨てている人たちがいます。
OEMは、物販上級者向けのビジネスと考えた方がいいです。
本日もお読みいただきまして有り難うございました。