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書評インターチェンジ

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2017年3月の記事一覧

永井荷風「濹東綺譚」にみる失われた東京の姿

関東大震災後の東京を戦前日本を代表する街歩きおじさんもとい性豪
 永井荷風はどう見たのか。

ここでまず語られるのは江戸東京の喪失。

さらには
西洋的なものと古来東京が持っていた江戸的なものがうまく混沌としていた明治東京の震災による喪失を新興風俗街 玉の井から描く。

荷風が本文中で嘆いているのは、およそ言われているような日本的なものではなく、東京人の変質である。

「東京では江戸のむかし山の手

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