大学入試 その3
結果的に18歳の若者を苦しめるだけの、制度改革がそもそも何のためなのかを知りたくて、背景を確認しています。やはり、政治だったか...
1949年から1978年まで、国立大学は、一期校と二期校に分かれ、一期校は3月上旬、二期校は3月下旬に試験を行い、大学進学への門戸を広げるための施策だったようです。ただ、一期校が本命で、二期校が滑り止めのような大学の序列化が見られると批判を受けたようです。
その批判を受けて、今度は、共通一次試験が導入され、原則、国公立は1校しか受けられなくなりました。筆者はちょうどこの期間に属し、共通一次の結果で、受ける国立大学を選択せざるを得なかった記憶があります。
その後、1990年から大学入試センター試験が導入されました。共通一次試験との違いは、各大学が利用教科・科目数を自由に設定できる点と私立大学も加わった点です。センター試験だけで入学できる大学が増えるなど、「センター試験さえクリアすればよい」と高校教育に、悪い影響を与えているのではないかという意見が出始めました。
その結果、今年度から、名前だけ変え(?)、大学入学共通テストが始まりました。名前だけ変えと言うのは筆者の私見です。
その背景は、次の中にありました。
今、頑張って、順番に読んでいます。
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