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(2)日本版帰化試験問題 第40問

【アメリカ市民権試験問題】 

■第40問 現在の連邦最高裁長官は誰か。

(答)ジョン・グローバー・ロバーツ・ジュニア。

【帰化試験問題】

★第40問 現在の最高裁判所長官は誰か。

(答)大谷直人。

【解説】
 面白くないが、三権に関わるので、同じ問題とする。
 前回も書いたように、日本では司法への関心は非常に薄い。恥ずかしながら筆者も、歴代長官は、あの横田喜三郎以外の名前は知らない。
 横田といえば、家永三郎同様、戦後変節した代表的人物である。国際法が専門で、日本が国際連盟を脱退すると、それを礼賛していたらしい。敗戦後は宗旨替えをして、東京偽裁判を「国際法の革命」と褒め称えてGHQに媚を売り、著書『天皇制』では「天皇制廃止論」を唱えた。ところが、昭和天皇から勲一等旭日大綬章、旭日桐花大綬章、文化勲章などをいただくことになったら、東京中の古本屋から『天皇制』を漁って、不敬な言動を隠そうとしたという。
 横田が最高裁長官に在任したのは、昭和35年10月25日から 41年8月5日までの間。昭和41年に叙勲されているので、その在任期間中に、2度目の変節を行っていたということになる。ところが、横田の不信任率は10%にも及ばなかった。
 こんないい加減な人物が、司法府の長となれないような仕組みが、国民審査には必要だ。

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