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Re・De Potは高級炊飯器を超えるか・・?お米のプロが本気で試食
こんにちは、Re・De note編集部です。
今回は、最高ランクである「五ツ星お米マイスター」として、TV・新聞・ラジオ・雑誌など多くのメディアに出演されている西島豊造さんにインタビューをしました。
全国数々の品種を試食するため、家には10台近くの炊飯器があるよう・・・。
そんな西島さんに、ご飯がたった25分で炊き上がる電気圧力鍋のRe・De Potを本気で試食していただき、率直な感想をお伺いしました。
▼西島豊造さんについて
北里大学獣医畜産学部畜産土木工学科卒業後、北海道で農業近代化コンサルタントに勤務。その後、家業の米屋「株式会社鈴延商店」を継ぐ。
五ツ星お米マイスターの資格を持ち、新しいお米の時代を作っていきたいという考え方から、産地の特徴を活かした地域ブランド米作りと地域活性化を行っている。
お米のソムリエ、お米博士として、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などに多数出演。
(参考:https://www.suzunobu.com/profile)
最高ランクのお米ソムリエ 西島さんに迫る
ーー 満点青空レストラン見ました!西島さんはメディアでも大活躍されてますね。昔から、家業を継いで今のキャリアをイメージされていましたか?
全然そんなことありません(笑)。
もともと獣医学部畜産土木工学科出身で、飼料農地造成学の研究室で土の研究をしていました。その研究などが評価され北海道の農業コンサルタントで働いていたんです。
私のやりたいことは環境保全。お米を通して環境保全活動をしているんです。
だからこそ産地とかかわる事になった時には必ず、産地の現状から活動内容、将来を考慮した地域活性化も含めて農業全体を見ている。
若者人材の確保・・どんな栽培をしているのか・・肥料や農薬は何を使っているのか・・過去どんな災害があって今どんな環境の田んぼなのか・・など見ています。
ーー 実際に産地に行かれることも・・?
もちろん。リモートだと見えないことが多いので、実際に現地に入ります。土を舐めることも。
渋い土・苦い土は不健康で、甘く感じる土が、成分バランスが取れていて健康な土だと考えています。
(1年1作用の化学肥料ばかりを使っていると、土は栄養不足となり、粘りがなく硬くサラサラで、渋いとか苦い味になっていく。有機質肥料を使うと微生物が多くなっていき、土が肥えていくので、柔らかく甘くなっていく。)
ーー ええ!土の味もチェックするとは・・!美味しい米は、美味しい土からということですね。
相性抜群ではない厳選コシヒカリで、実は試されていた!?
ーー 今回炊いたお米は「福島県耶麻郡西会津町の令和3年産コシヒカリ」とのことで、どういった特徴ですか?
福島県の会津地域は、東北を代表するコシヒカリの産地です。
”会津の西の玄関口”と言われている耶麻郡西会津町のお米は、比較的柔らかく炊き上がり、その炊き上がりと比例して粘りと甘みがでる特徴があるんです。
普通のIH圧力炊飯器で炊くだけでも、粘りや甘さなどが重たいという食感になりやすいお米のため、これまでの圧力鍋で炊いてしまうと、さらに粘りと甘みが強めに出てしまい、結果として、クドさだけが際立ってしまうお米になりやすいのです。
そのお米をRe・De Potで炊いてみることで、これまでの評価とどのような違いが出るのかを検証するために、あえて耶麻郡西会津町のお米を選びました。
ーー 従来の圧力鍋だと相性抜群ではないお米で、Re・De Potは試されていたのですね・・!
気になる試食の結果は・・? 上品な甘みが引き出された”逆アルデンテ”食感とは
ーー Re・De Potで炊いたご飯はいかがでしたか・・・?
想像以上にさっぱりした炊き上がりでした。
圧力鍋であることから、もっと粘りが強くて重たくてクドい感じに炊き上がるものかと思ってたけど、良い意味でそんなことなかった。
炊飯器の好き嫌いが激しい西会津のコシヒカリでも、粘りがほど良く、さっぱりとした炊き上がりはこの電気圧力鍋の特徴的な良さだと思います。
蓋を開けた時に、お釜の下から上に米粒が対流していた事の証にもなるカニ穴も適度に開いていました。
さらに、1粒1粒が形よく膨らみ、米粒の表面にもハリが出ていたので、”しゃもじの通りがよかった”です。
「しゃもじを入れた瞬間にお米の良さがわかる電気圧力鍋」と言えます。
ーー ありがとうございます。食感や味はいかがでしたか?
甘味は、ほど良い粘り・柔らかさ・米粒感とのバランスから出る、飽きの来ない上品な甘味が引き出されていました。
従来の圧力鍋のイメージにあるどっしりしたクドさを持った甘味ではなかったです。
食感は、モッチリというよりも、女性や若い人に人気の”逆アルデンテ”でした。
ーー 逆アルデンテ??
はい。「外がツルッと張りがあって硬く、中が柔らかい」食感です。
最近の若い人は硬めのご飯が好きで、50歳以上は粘り・甘さ・柔らかさが好きな傾向があります。現に、コシヒカリ(甘めで柔らかさが特徴)の売上は全盛期の半分にまで落ち込んでいて、あとの半分は逆アルデンテのような食感が選ばれるようになっています。
今の若者や女性は、さっぱりした新食感を買う傾向。おかずを種類多く食べたい女性は、粒感があってあっさりしたお米が好きだったりします。飽きないように。
逆に男性は、お米だけで食べ応えがある従来の圧力鍋で炊けるごはんを好む。そういった人よりかは、若者・女性向けですね。
あとは、朝ごはんにもオススメかも。粘りが強いご飯だと、起きたばかりは食べられないですから。
ーー 確かにマツコ・デラックスさんCMの「ななつぼし」も若者や女性に人気ですよね。
実はマツコさんに食べ比べしてもらうために紹介したのも私だったり・・・(笑)
マツコさんもたくさん食べる方なので、あっさりしたお米が好みだったようです。
使い心地
ーー 使い心地などいかがでしたか?
スイッチを入れてからあまりに静かだったから、ほんとに炊けてるのかずっと見てしまいました(笑)
静かなことは良いことだから、ユーザーにもっとうまく伝えられると良いかも。
赤ちゃんがいる家庭にも強く提案できると思う。
あと、はじめは、蓋に貼ってあるシールと本体に貼ってあるシールを合わせようとして蓋を閉めるのに戸惑いました(笑)
ーー すみません・・・(汗)慣れるとスムーズに閉められるのですが、最初は難しいですよね。今後の改善課題とします。
お米がより美味しく見えるマットな黒
ーー ちなみに、西島さんはブラックをお選びされましたが、デザインはいかがですか?
墨っぽい黒色が好きなんです。艶のないマットな黒はお米が映えますから。
実は炊飯器は白物家電と言われていた時代に、業界に炊飯器の黒を提案したのも私です(笑)今では黒の炊飯器多いですよね。
あとは、Re・De Potは食卓にそのまま置けるデザインも良い。
ご飯やおかずが美味しく見えるオレンジなどの野菜色とか出しても良いと思う。秋は炊飯器の買い替え時期なので、それに合わせて限定で出してもいいよね。
Re・De Potと相性の良いお米
ーー 西島さんは、Re・De Potはどういったお米と相性が良いと思いますか?
誰に対して提案していくのかで変わるので一概に言えない。
女性なのか男性なのか、若者なのかお年寄りなのかファミリーなのかで全然違います。朝ごはんを食べるかどうかなどの生活スタイルも重要。
だけれども、コシヒカリ(重くなる品種)を使ってもさっぱり炊けるので、あまり品種は選ばない圧力鍋だという感じもあるので、特に気にしなくても良いのかも。
「今のこの時期のこのお米はこういう特徴で美味しい」として発信が必要かな。
一般的にはまだ圧力鍋はハードルが高く使いずらい存在なので、親しみやすさはもちろん、使って美味しいとわかる具体的な提案すると買いたいと思います!
ーー なるほど・・・Re・Deで旬に合わせたご提案は必要ですね。人それぞれ自分にあったお米で、炊き上がりがわかるお米チャートを作りたいです。
最後に
西島さん、ありがとうございました!
とても明るく快くお話いただき、お米を通して日本の環境保全について考えられている素敵な方でした。
お米のプロが語る電気圧力鍋Re・De Potの炊き上がりや食感、皆さまもぜひ参考にしてみてください。
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