AIでブログを書くのはアリ?Google最新ガイドラインから考えるポイント
ここ2年でAIがぐっと身近になり、「ブログやサイトのコンテンツをAIで自動生成してみたい」という声をよく耳にするようになりました。僕自身もAIを使ってブログを書くことが多いのですが、最近Googleが検索評価ガイドラインを改訂したという話を聞いて、改めてAIコンテンツとGoogleの評価の関係を整理してみようと思いました。
今回の記事では、Googleの最新ガイドラインから読み解ける「AIコンテンツの扱われ方」や「質の高いコンテンツとは?」という点を、僕の個人的な体験も交えながら解説していきます。
僕がガイドラインを調べようと思った理由
僕は整体院を運営していて、ブログやSNSを通じて施術の情報や健康に関する知識を発信しています。最近はAIツールを使って効率的に記事を作ろうとすることが多くなりました。
ただ、「AIで作った文章はGoogleにペナルティを受けるのでは?」とか「独自性が少ないと言われちゃうかも?」という心配もあります。
そんなとき、Googleが検索結果を評価する際に使うガイドラインの最新版(2025年1月頃に公開されたらしい)を見つけました。ガイドラインをしっかり知っておけば、AIを使っていても安心してコンテンツを発信できるはずだと思い、僕はまず内容をざっくり読んでみることにしました。
AIでコンテンツを作ってもいい? ガイドラインの結論
結論から言うと、「AIでコンテンツを作る=即アウト」というわけではないようです。ガイドラインをざっと見た範囲では、AIが生成したコンテンツそのものを違反と断定するような記述はありませんでした。大切なのは「どんなコンテンツを作るのか」「そのコンテンツがどれだけオリジナリティや付加価値を持っているのか」だと感じました。
例えば、自分が施術した患者さんの例をもとに、どういう症状があって、どう対処したかなどの個人的なエピソードを文章に入れると、それは「独自性の高い情報」として評価されやすくなります。一方で、ただ既存のサイトの内容をまとめただけ、あるいはAIにまかせっきりで誤情報が混ざってしまっている文章は低評価を受けやすいのです。
Googleが重視する「質の高いコンテンツ」とは?
Googleは検索結果に表示する内容を評価するとき、「質の高いコンテンツ」かどうかをとても重視すると言われています。では、その「質の高いコンテンツ」とはどんなものか、ガイドラインを参考に僕なりに整理してみました。
専門性や信頼性があること
自分の専門分野の情報や、信頼できる資料をもとにした内容が求められます。整体院をやっている僕なら、腰痛や姿勢、施術の事例など、実際の経験に基づく情報が強みになりますよね。オリジナリティや付加価値があること
「どこにでも書いてある内容」ではなく、自分ならではの視点や実例を入れることで独自性が生まれます。僕の場合は、「実際に施術した患者さんから得たリアルな声」や「論文の要約+自分の解釈」などを組み合わせることで付加価値を高めています。正確であること
AIは便利ですが、ときにはハルシネーション(間違った情報を自信ありげに答えてしまう現象)を起こすことがあります。AIに書いてもらった文章はしっかり自分で確認し、誤りを正すことが大切です。特に健康情報などの「Your Money or Your Life(YMYL)」要素が強い分野は要注意です。ユーザーに分かりやすい構成であること
検索で記事を見に来た人は、なるべく短時間で知りたい情報を手に入れたいものです。見出しや段落を整えたり、箇条書きを使ったりして、読みやすくする工夫が必要だとガイドラインでも強調されています。
AIコンテンツはどう評価される? 低評価や再評価になるパターン
ガイドラインには、AIコンテンツのリスクについても触れられていました。たとえば、「ほとんどコピペや言い換えだけの内容」で独自性や付加価値がなければ、低評価になってしまう可能性があるそうです。
具体的には、
ほぼコピペの文章をそのまま載せる
他のサイトから引っ張ってきた内容を少し言い換えただけ
人間が内容をチェックせず、AIの出力をそのまま公開している
こうしたパターンは要注意です。逆にいえば、AIが生成した文章をベースにしても、しっかり人間が編集・修正をし、「自分が実際に経験したこと」や「追加の説明」を入れることで価値のある文章にするなら、問題ないと読み取れます。
僕が実践しているAI活用術
僕はAIにそのまま「ブログを書いて」と丸投げするのではなく、以下のようなステップを取っています。これで比較的安全に、なおかつ独自性や正確性を担保しやすくなりました。
自分の体験や考えを整理して入力する
例えば、僕が腰痛に関する記事を書くときは、事前に「腰痛の原因」「施術時の具体的な流れ」「患者さんの反応」などをメモにまとめます。そのうえでAIに「この情報をもとに、分かりやすく説明文を書いてほしい」とお願いするイメージです。AIをサポート役として活用する
AIが出してきた情報を参考資料のように扱い、そのうち誤っているものや不足している部分を僕が手作業で補ったり修正したりします。最終的に完成したものをもう一度読み返して「ここは体験談を入れた方が面白いかな?」などと追記も行います。専門外のテーマには手を出しすぎない
僕は整体や健康、リハビリなど自分が詳しい分野に絞って発信しています。あまりに幅広いテーマに手を伸ばすと、AIの情報に頼りすぎてしまい、誤情報や独自性の欠如につながりやすいと感じています。
AIコンテンツ作成時に気をつけたいポイント
AIだけに全部やらせない
何度も出てきますが、AIの出力は誤情報や曖昧な部分が含まれがちです。必ず自分で目を通し、経験から見ておかしな点がないかチェックすることが大切だと痛感しています。専門性を活かす
自分の仕事や趣味、得意なことは何かと考えてみると、発信できるネタは意外とたくさんあります。専門性が高ければ高いほど、他のサイトとの差別化が自然にできて、Googleの評価にもつながりやすいです。透明性を確保する
AIだからといって「これはAIが書いたものです!」といちいち全面的に出す必要はありませんが、読者が誤解するような書き方は避けるよう気をつけています。場合によっては「一部AIを活用しています」と書いておくと、むしろ信頼感が上がるケースもあるかもしれません。
まとめ:AIはツールの一つ。上手に活かして独自性を出そう
僕自身、AIのおかげで文章作成のスピードが上がったり、アイデアを広げるきっかけが増えたりと、メリットを実感しています。一方で、AIにはまちがえやすいポイントや、オリジナリティを出せないという弱点もあります。
Googleの最新ガイドラインを読むと、AIコンテンツ自体を禁止しているわけではなく、「独自の情報や信頼性、読者に役立つ内容」を重視しているのが分かります。要は、僕たちがしっかり編集や追記をして、独自性を盛り込むことが重要なのです。
特に健康やお金など、生活に大きく影響するジャンルを扱うときは、正確性がいっそう求められます。ブログを読む人も、そこの信頼感を重視するはずなので、専門家としての経験や知識を余すことなく発信してみてください。
もし「AIをうまく活用したいけど、技術的に難しそう…」と感じているなら、まずは簡単に使えるツールから試してみるといいと思います。そのうえで、自分の強みや経験をしっかり文章に落とし込みつつ、AIをサブ的に使うやり方なら、検索エンジンからもユーザーからも評価されるコンテンツが作りやすいはずです。
僕もまだまだAIを使いこなせていない部分がありますが、「まずは書いてみる、そしてチェック&編集する」という流れを積み重ねながら、これからも続けていこうと思います。皆さんも一緒に、AIの力を上手に活かしていきましょう!
でわでわ、次回の記事で!