TechnovationGirls2024にCoderDojo瑞穂の友達3人でジュニア部門に挑戦!
CoderDojo瑞穂の友達3人でTechnovation Girls 2024に挑戦しました!
1.チーム
チーム名は「Spes😊Dojo」で、
メンバーはCoderDojo瑞穂のAkari🍎、Lila🧸、Lily🐰です。
ちなみに、2022年は「SpesDojo」で、2023年は「Spes☆Dojo」です。
2022年は節水アプリ「Watey」でRegionalWinnerAsia 、2023年はグリーカーテンを広めるアプリ「Greely」でSpecialAwardWinner🌿
でファイナリストにあと一歩でした。
今回は「ファイナリストになってアメリカに行く!」が目標です🇺🇸
2.役割
1月に決めた役割はこんな感じです。
役割は基本的には決まっていますが、できそうな子や手が空いている子がやっていくなど、お互いに補い合いながらやりました。
私は、主にアプリ開発を行いました🍎
3.アイデア出し
今回は全員がTechnovation Girls 経験者だったため、SDGsの勉強などはしませんでした。
アイデアをまとめたりすることも経験しているメンバーだったので、今までのようにたくさんアイデアを出すのではなく、最初から各自がお気に入りのアイデアを1、2個に絞って詳しくまとめました。
詳しくまとめられたアイデアをさらに、TGの審査項目を参考に下のような基準で、みんなで審査しました。
解決する課題が社会や自分達にとって重要か
問題の解決方法が最適か
新規性はあるか
作品を作り上げることができるか
技術力の高い作品となるか
みんなに使ってもらえるか
審査で選ばれた3つのアイデアについて、みんなでより詳しく書き込みました。
1つのアイデアに絞るのは大変でしたが、メンターさんより「メンバーの熱意が一番大切」とアドバイスを頂きました。チームメンバーの身近な人に認知症の人がいて解決していきたいということで「高齢者向け認知症予防のための折り紙アプリ」に決定しました!
メンバーみんなが折り紙や認知症の本を読んだり、ネットで調べたり、作業療法士の人に話を聞き、よりアプリの詳細を詰めていきました。
アプリ名を決めました。「OriPal」です。
「Ori」は折り紙から取り、「Pal」は友達という意味です。
4.アプリ作成
過去2回のTechnovation Girls では、ほぼ1人の子がアプリ作成をしていましたが、今回はチームのメンバー全員がアプリ制作に関わりました。
チーム全員でアプリ制作をすることは1人の進捗が遅れるとどんどん遅れていってしまうデメリットがあります。しかも、今回はみんながやったことのないツールを使ったので勉強してからの開発になりました。
しかし、チーム全員が勉強も開発も早めにできました。そして、いろんな人に使ってもらう期間も充分に確保できることができました。
チームでやると、チーム内の温度差を感じることがありますが、今回全員がアプリ開発に携わったことで、温度差はなかったように感じます。
私🍎はアプリのアニメーション操作の機能、対話機能、ビデオ通話機能を開発しました
アニメーション操作の機能は、いろいろな角度から見えるようにカメラを動かしたり、ボタンでアニメーションを少しずつ操作できるように頑張りました。
対話機能は生成AIと音声合成について勉強し、スムーズな会話ができるようにしました。Chatdollkitを使っています!
通話機能はJavaScriptとSkyWayを学習し、ワンクリックでWebミーティングができる機能を作りました。SkyWayのサーバーの立て方についてメンターのようちゃんさん教えてもらいできました。
音声操作も頑張りました。最初にやっていた方法がビルドできなかったので、違う方法にしてAndroidでビルドできるようにしました。
りらちゃん🧸はBlenderを学習して、声に合わせて口を動かしたり、瞬きができる3Dアバターのオリパルちゃんを作りました。
アプリ操作に不慣れな高齢者でも使えるようにするという課題を克服するため、高齢者に伝わりやすいデザインを学びました。文字やボタンの大きさ、色合いにこだわりました。
りりちゃん🐰はOriPalのロゴ作成をしてくれました。また、Blenderを学習し、アーマチュアを使って様々な角度から折り方がわかる折り紙アニメーションを開発してくれました。この3D折り紙のアニメーション開発はとても難しく、いろんな人に聞いたり、いろんな方法で試して出来上がりました。
5.インタビュー&アンケート
折り紙教室の先生
折り紙教室に行き、折り紙教室の先生にインタビューしました。折り紙の楽しさや効果などを教えていただきました。
作業療法士
作業療法士に高齢者や認知症について教えてもらったり、視力低下があるので、見やすいUIのほうがいいことや、操作をできるだけ簡単にしたほうがいいこと、音声での操作もよいことを教えていただきました。
このアドバイスをもとに、より高齢者に伝わりやすいデザインにブラッシュアップをし、音声での操作ができるように機能を追加しました。
CoderDojo
CoderDojoのメンターさんに具体的にどういうUIにしたらいいかアドバイスをもらいました。
CoderDojo瑞穂では、たくさんの人に使ってもらいました。完成図や折り紙の動画を追加し、イメージしやすくしました。
つくろがや
ものづくりイベントの「つくろがや」に展示しました。
OriPalを使ってもらい、95%以上の人がOriPalで認知症予防ができると答えてくれました。
オリパルちゃんのハンコもらえて嬉しかったです。
6.動画編集
ピッチビデオはりりちゃん🐰、デモビデオはりらちゃん🧸が作りました。
ピッチビデオ
りりちゃん🐰は英語が聞きやすくて、身振り手振りもたくさんあって、すごい伝わるビデオでした。
Da Vinci Resolve という新たなツールを勉強しました。Da Vinci Resolve はトランジションやアニメーションで使い、ノードなど新しいスキルを手に入れました。グラフや、数字、文字だけだととても分かりにくいことを知り、写真を増やしたり、一番大事な数字の色を変えたりしてみました。とのことです。
デモビデオ
りらちゃん🧸は動画用のイラストを描いてくれて、アニメーションもいっぱいあって見やすいビデオでした。
自分達の作ったアプリの内容がしっかりと伝わるにはどうすればいいか、たくさん考えました。動画でどのように表現するかによって伝わり方が違うことを学びました。とのことです。
7.日本公式ピッチイベント
一次選考
1次選考はオンラインで行われて、Spes😊Dojoはファイナリストに選んでもらいました!
ファイナル
ファイナルは原宿で行われました。
りりちゃん🐰も海外から駆けつけてくれたおかげで、3人一緒にプレゼンができました!みんなで再会できたしとっても嬉しかった😆
プレゼンはWaffleのメンターさんにアドバイスをいただきブラッシュアップしたし、舞台を大きく使うように心がけて動いたり身振り手振りを取り入れたので一次審査よりずっと良くなりました。
プレゼンは緊張することなくとても楽しんでできました!
結果はなんと文部科学大臣賞とメットライフ賞をいただきました。とってもびっくりしたし、うれしかったです!
どのチームのアイデアもそれぞれ着眼点が素晴らしいものばかりでした。一番いいアイデアだなと思ったのは、मजबूत-Majaboot-の車椅子で電車に乗る時のアプリです。Votivation Girlsのプレゼンもすごかったです。
WaffleFestival
ピッチイベントの次の日にWaffleFestivalに参加しました。
これからはアートに触れてみよう!英語をもっと頑張ろう!とモチベーションがあがったイベントでした。
こちらから、日本ピッチイベントのアーカイブが見えるようです。
8.よかったこと
Technovation Girlsが3回目なことや全員がTechnovation Girls経験者だったからか、今回はいろんなことがスムーズに進んでいった気がします。
アイデアが早く決まった。
チーム全員がアプリの制作をした。
全員が初めての難しいツールの開発だったけれど、各自早めに勉強をした。
それぞれの担当が何をするといいか考えて動いてやり切ることができていた。
メンターさんに頼ることができた。
進行係のりりちゃんが1週間ごとのミーティングの前にチームみんなに進捗の声かけをしていた。
9.改善したいこと
えーと、、、今思いつくのはこれくらいです。
もっとみんなでゲームしたかったー🤣
10.感想
今回はアイデアが早めに決まったのがよかったです。
アプリ制作のところでも書いたけれど、アプリ制作を分担してチーム全員が関わったので、最後までチーム内の温度差がなかったように思います。アイデア出しの時点から温度差がなかった気もします。
いろいろとスムーズにいったのですが、中学生になって初めてのTechnovation Girlsで、部活やテスト勉強などがあり、今までで一番時間がなかったです。りらちゃん、りりちゃんのおかげで最後までやりきれました。
りらちゃん🧸は、アバターもデモビデオもさすが〜って思いました。毎回、りらちゃんのイラストは想像を超えるくらい素敵なんです。
この短期間でBlenderを勉強してかわいいオリパルちゃん作ってて、本当にすごかったです。りらちゃんのデモビデオでのBlenderやアバターの見せ方がとても良かったのでプレゼンに取り入れました✨
りりちゃん🐰は、Blenderでアニメーション作れるなんてすごい!って思いました。私もりりちゃんみたいに作れるようになりたいです。
りりちゃんがミーティングの前に一人一人に進捗確認をしてくれたから全体的に順調にできたと思います。あと、司会進行をしてくれたり、チームをまとめるのが上手でした。勉強になります✏️
今まではチームでやるのは楽しいけれど大変なこともたくさんあるなという感じでしたが、今回は大変より楽しいのほうがずーっと大きかったです🌈
ビギナー部門に挑戦したMiracles2code😺🐧も1年目で機能もいっぱいで高度な技術を使ったアプリを作ってて、すごかったです。アドバイスをくれたり、面白い反応してくれて、嬉しかったです。
最後になりましたが、サポートしてくれたCoderDojoのメンターさんありがとうございます!メンターさんのサポートのおかげで最後までやり切ることができました。本当にありがとうございました!
11.今後
今後は、World Summitに向けたセミファイナリストの発表が6/3にあります。
そして、7/9にファイナリストの決定があります。
今後もこのnoteを更新していくつもりです。
アメリカ行けるといいな〜🇺🇸
12.World Summit
セミファイナリスト
Spes😊Dojoはセミファイナリストに選ばれました!
日本は私たちのチームも含めて7チームも選ばれました✨
グローバルセレブレーション
ファイナリストに選ばれて10月のWorld Summitでプレゼンできることになりました🌏
ファイナリストになる!という目標で頑張ったのでとっても嬉しいです😆
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