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「日本一いきいき働けるステーション」を目指して取得したえるぼし認定!2023年を振り返って。

こんにちは、人財企画の原口です!
2023年も残すところあと1ヶ月を切りましたね。

リカバリーでは各拠点、クリスマスの飾り付けをしたり、福利厚生の一環としてホットドリンクの支給も始まりました。

今年から自分で選べるようになった防寒対策ドリンク。ホッカイロや他の飲み物もあります。

インフルエンザなどの感染症も増える時期になったので、体を冷やさないようにしたいですね(*^^*)

それでは今年最後のオールスタッフミーティングの様子をお届けしたいと思います!


1.代表挨拶

皆さんは今年立てた1年の目標、どれくらい達成できましたか?
全体を通して振り返ると「あんまりできなかったかも、、、」と思ってしまいがちですが、やり遂げたことをリストアップしてみると「今年こんなに頑張れたのか!」と気づきを得られるかもしれませんね^^

ちなみにリカバリーが2023年に取り組んだことは

  • コーポレートロゴとサービスロゴの刷新

  • 6店舗の出店

  • ノベルティ配布の開始

  • えるぼし認定(2つ星)の取得

  • 熱中症対策・防寒ドリンクの強化

  • Youtubeチャンネルの開設とリクルート動画の公開

  • 顧客満足度調査の実施

  • 創立10周年記念のイベント・記念品の作成

昨年に引き続き、2023年もたくさんのことにチャレンジし、様々な人と築き上げた1年でした!
来年は更に新設部署もできたり今まで以上にボリュームアップしそうな予感。。。(*^^*)

オールスタッフの冒頭では今年を振り返って、大河原から「これから」に向けた話がありました。

私は「日本一いきいき働けるステーション」を目指しており、そのためには変化を恐れず、目の前のご利用者様、そしてそれを支える皆様の幸せのために邁進していこうと考えています。

その中でもリカバリーの名刺の右下にある赤いマークが何かご存じですか?
このえるぼしのマークは「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づく認定制度で、一定の基準を満たし、女性活躍推進に関する状況などが優良な企業に発行される認定マークです。認定は、厚生労働大臣より送られます。

現在は2つ星ではありますが、医療福祉系でえるぼし自体を取得している会社は東京で11社しかなく、訪問看護を行っている会社は3社しかありません。

女性の皆様も活躍しやすい環境を整えられたらと考え、認定を頂いており、是非この機会に知って頂ければ幸いです。
当社では様々な形で各々の活躍の場や、訪問看護の魅力を発信できたらと考えております。

今年も残りわずかではありますが、皆様が2024年目指したいことを考える重要な月になるので、振り返りをしっかり行い、未来に見据えて動き出す機会になれば嬉しく思います。

代表・大河原
「女性が活躍しています!」の文字と星が特徴的なえるぼしマーク

えるぼしを取得した際の記事でも書きましたが、えるぼし等の認定は基準を満たし続けないと消失してしまうため継続的な努力が必要です。
リカバリーでも、この「えるぼし2つ星」の取得を新たなスタートと考え、引き続きすべての従業員が働き続けたいと思える職場環境の構築に努めたいと思います!


2.「ご家族の一歩に寄り添って。」尼崎事務所スタッフが一丸となったepisode

12月は兵庫県にある尼崎事務所から利用者様のお看取りを通してご家族の踏み出した一歩に寄り添った事例の発表がありました。

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2015年8月発症の多系統筋萎縮症でADLほぼ全介助でした。
介護経験のある奥様の献身的な支えにより、病状の進行はありましたが訪問診療や訪問看護の導入で落ち着いた療養生活を送っていました。

2022年6月レスパイト入院2日目の朝に嘔吐しイレウスとの診断、また誤嚥性肺炎も併発しました。イレウスと肺炎に関しては加療し改善したものの、レベルが上昇せず経口摂取が困難でIVH管理の状態となります。
当時はなかなか面会ができない状態だったこともあり、在宅で看取りたいという家族の決意の元、退院することになりました。

退院するにあたって、支援体制について奥様と担当看護師が密に連絡を取り合った結果、「家族、訪問診療、訪問看護」のみで支援をしていくことになりました。
また、点滴を外して帰宅することとなり、余命はもって1週間と言われていました。

退院日の夜間から38°Cの発熱があり、座薬とクーリングで対応する日々でした。毎回吸引時にチューブ1本分は必ず引けるぐらいの状況で、家族が「こんなに引けたら気持ちがいいわー」と笑うぐらいでした。
明るい家族であったことから、介入時は常に楽しい雰囲気を作り、ケアをする際は、家族と一緒に行うよう心がけ、看護師やリハビリがいない時間帯に困らないよう整えました。

退院5日目、少しずつ衰弱するご本人を家族が見て「なんか食べさせられないかな」と相談を受けました。窒息するリスクを説明した上で主治医へ相談し経口摂取の許可をもらいました。アイスのパナップが好きだったということもあって、毎回パナップを食べてもらうことになりました。

看護師見守りの条件ではあったものの「少し食べれた」という成功体験を味わってしまったことで、看護師不在時にも家族が介助してしまうことも増えてきました。
「あかんかった?1口だけ食べさしてしまったわ。しっかり飲み込んでたわ。アハハハハ」とそんな調子の奥様で「肺炎とか怖いけどやっぱ最後はなにか食べてもらいたい」という思いが強く、最後までアイスの経口摂取を試みました。

退院9日目の往診時に「小康状態でいつどうなるのかが読めない。あと、1週間以内ですね」と本人の生命力に全員が驚かされました。


そして翌日の朝訪問した際、頸動脈しか触知できない状態となっていたため寝ている奥様を起こし、これからどうなっていくのかなどの説明をし、いっぱい声をかけて欲しいし触ってあげて欲しいとお伝えしました。
その日の夕方訪問時、介入してから5分ほどで下顎呼吸になり、家族だけの時間を作るように伝えました。
その約2時間後、家族に見守られながら穏やかに眠りにつきました。エンゼルケアも家族全員で行い、事前に最期にどんな物を着せたいか考えて頂いていたので、元気だったころに着ていた作業着を準備してくださっていました。
「お父さんやな!やっぱこれ着なお父さんちゃうわ」と涙ありですが最期まで笑顔を絶やさせず送り出すことができました。

点滴を外す決断をし、自分が旦那の寿命を縮めたのではないかという葛藤を抱いていた奥様に対して、看護師が寄り添うことができ、家族全員総出で介護することができました。「色々思いはあるけど、点滴を外してきてよかったかも。つけて帰ってきてたら、家の方の受け入れ体制ができなかった」と家族全員が悔いなく見送ることができました。

また、「楽しかった」「リカバリーさんで良かった」「私は他の人にリカバリーを勧める」などのお言葉も頂きました。
介護職の娘様は、看護師に対するイメージが変わったようで「私も看護師になりたい」という発言があったり、奥様は誰かの役に立ちたいと思い、今は週2回老人ホームでヘルパーのお手伝いをしているそうです。

その人の住み慣れた場所で、その人の最期に携わることができるいい仕事だと思いますが、何度見送っても「やりきった」という事例は少なく毎回デスカンファレンスで反省ばかりしています。
これからももう一人のあたたかい家族としてスタッフ全員で頑張っていきたいと思います。

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点滴を外して帰宅してほしい、というご家族の決断と献身的な介護に前向きに寄り添うことのできたエピソードでした。

限られた時間の中で、できることにまっすぐ取り組んだ尼崎事務所のスタッフの真摯な姿勢はどの職種にも通ずるプロ意識が伺えます。


3.おわりに

今年は採用強化に向け会社紹介の動画を作成し、Youtubeで公開を始めました!
リカバリーについて興味を持った方、訪問看護にチャレンジしたい方に向けた動画になっているので、ぜひご視聴ください。

また、リカバリーでは2024年春入社の採用を募集しております☺
体験同行や会社説明会も随時行っておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。