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安寧からの離脱と浮遊への静止

目は見たことのある景色をもう一度創り出す。
全ての真理は地上に張り付き蠢き、
それ故に、半群によって蔑まれるだろう。
少なくとも、川の煌めきはそれを望む。

身に迫るものをカテナリーだと思って、
その小さなテンションに耳を傾けないのであれば、
いつまでも赤と黒の背景から逃れることは出来ない。
今こそ、見定めるときであろう。

無限の超越を。あらゆる異常を駆使する。
自由がないなら束縛を破壊せよ。
価値が無いなら創り出せ。
故に、自己とは常に狂気であり続ける。

終わることのない破壊と逸脱の歌は
やがてダイナミックな抽象として認識されるだろう。
この時になってはじめて生命は理解され、
安寧からの離脱と浮遊への静止が達成される。


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