記事一覧
天啓に凍えた夢,ないし縁側の特権
彼は怯えている.
彼は縮こまって,目を閉ざす.
異なる目を開けて,正しい世界を見る.
彼は再定義される.
彼は大きな空となった.景色となった.
宙に漂う巨大で平穏なアークとなった.
朝の煌めきと星の揺り籠のカクテルとなった.
正準を誇示する純白の機序となった.
未知の囁きは遠くまで届いた.
異なる存在はその定義とともに溶け合わさった.
今や一つに拘る必要もない.
数字を失う代わりに,新たな自己
雨,ないし下山する方法
地に足着きて坂となり
背後とhightのカクテルで
任意の道が下山道
振り向きは無効
空腹との戦の準備は
例えば籠に蓄えた群速度で
非情か確執,画角の描き手
その歪んだちょっとの苦しみ
扉をバタンと閉めて
収穫:蝶番のノイズ
発酵に成功した者はいない
君に託すよ
毎晩の明かりのために
種を植え続けている
星が滴ってくれば
こんなことしなくていいのに
安寧からの離脱と浮遊への静止
目は見たことのある景色をもう一度創り出す。
全ての真理は地上に張り付き蠢き、
それ故に、半群によって蔑まれるだろう。
少なくとも、川の煌めきはそれを望む。
身に迫るものをカテナリーだと思って、
その小さなテンションに耳を傾けないのであれば、
いつまでも赤と黒の背景から逃れることは出来ない。
今こそ、見定めるときであろう。
無限の超越を。あらゆる異常を駆使する。
自由がないなら束縛を破壊せよ。