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「大丈夫、安心して下さい、これ以上悪くなりません、きっと回復します」

 「朝日新聞土曜版BE」に載った亀田誠治さんの連載「きっと大丈夫」の一文です。

 還暦にチャートインしたおかげで、自分の「今ここ」が明確になった気がする。…僕は「何事も無理せずほどほどに」「何事も無邪気に楽しむ」の両翼を得た。

 昨日読んでいた『不安のメカニズム』という本と重なる気がしました。

正面から向き合う、受け入れる、(ふんわり)浮かんで(「不安」を)通り過ぎる、時間が経つのに任せる、(略)
 そして「新しい声」を見つける

  亀田誠治さんは、「何事も無理せずほどほどに」「何事も無邪気に楽しむ」という2つの言葉に行きついて、これからの人生その言葉を指標にして生きようとされています。
 
   また『不安のメカニズム』では、立ち直るために「新しい言葉を得る」ようにと言っています。自分で生きるための指針となる言葉を得られるということは、とても勇気づけられることではないかと思いました。
 「そんなこと言ってもウツで(または、不安がひどくて)言葉など思いつかない」という人のために、本の後書きにこう書かれています。

「大丈夫、安心してください。これ以上悪くはなりません。きっと回復します。」
ただ呪文のように言い続けて下さい。

監修者 森津純子

 何だかつらいときに思い出そうと思います。そして新聞で真っすぐにお気持ちを語って下さった亀田誠治さんの言葉にもとても共感しています。
 〈旧記事タイトル「生きるためのフレーズを見つけるということ」改訂〉 

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