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心の内側に向かう癒し

 今日、外国人の女性が走ってきて、私が降りようとしていたドアからバスの運転手さんに質問し始めました。2人のやり取りはほぼ通じていませんでした。
 助けてあげたいと思いました。役に立ちたかったのです。
 でもできませんでした。彼女はすぐに走り去ってしまったからです。

 その時、「役に立てなかった」自分を慰める、そういう方向性に気がつきました。内側に向かう癒し感と言うか。

落ち着いた気持ち

 私の母は、助けて、お世話して、お礼を言われても、満足できない人です。だからこちら側をどんどん侵食してきます。どうしたら満足するのか分からないので、子供としては断って防ぐしかなかったです。

 今日質問していた女性を、もし私が「助けてあげるよ」と追いかけたとしたら余計なお世話だし、怖いですよね。
 母に家に来てもらう時は、それと同じ心の現象が私に起こっていました。だから頼みたくないと思っていました。

 もしも母が境界線を越えないで、自分の心を自分で慰められる人だったら、関係性も少しはいいものだったかもしれません。
 そして他者で自分を満たそうとしないこと。
 誰のことも助けてあげない自分でもいいんだと普通の温度感で思うこと。

そんなことを考えた出来事でした。





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