ヨビノリたくみの名刺代わりの10冊 - 知的好奇心を刺激する読書の世界へようこそ
理系YouTuberとして、そして教育者として、幅広い層から支持を集めるヨビノリたくみさん。
彼の動画からは、数学や物理への深い愛情だけでなく、知的好奇心旺盛な一面が垣間見えます。
そんな彼が「名刺代わりの10冊」として自分のお気に入りの本を選んでいて、それが素敵だったので、今日はその本を紹介させていただこうかと思います。
一体どんな世界を見せてくれるのでしょうか?
1. 『向日葵の咲かない夏』道尾秀介
緻密な伏線と衝撃の展開が、読者を物語の世界に引きずり込みます。伏線の張り方、回収の仕方が見事。読後感は爽やかではないが、読者を深く考えさせる作品。
2. 『すべてがFになる』森博嗣
孤島の研究所で起こる連続殺人事件。天才工学博士と女子学生が、論理と推理を駆使して謎に挑みます。理系ミステリーの金字塔と言える作品であり、ヨビノリたくみさんも「理系学生におすすめしたい一冊。論理的な思考の大切さを教えてくれる」と絶賛しています。
3. 『十角館の殺人』綾辻行人
孤島に建つ奇妙な館で起こる連続殺人。古典的なクローズドサークルミステリーでありながら、斬新なトリックと叙述が読者を魅了します。
ミステリー好きなら一度は読んでおくべき名作。緻密な構成と伏線回収に脱帽します。
4. 『ジェノサイド』高野和明
アフリカの熱帯雨林で発見された新種の生物。その研究をめぐり、国家間の陰謀と個人の葛藤が交錯する、壮大なスケールのサスペンス。
科学と人間の関係性について考えさせられる作品。読み応え抜群で、最後まで目が離せない。
5. 『その可能性はすでに考えた』井上真偽
日常に潜む些細な謎を、論理的な思考とユーモアで解き明かす連作短編集。ミステリーファンだけでなく、論理的思考力を鍛えたい人にもおすすめ。
論理パズルのようで面白い。日常のちょっとした疑問を解決するヒントが詰まっています。
6. 『世界でいちばん透きとおった物語』杉井光
小説を読むことの意味を問いかける、メタフィクション的な物語。切なくも美しいストーリーが、読者の心を揺さぶります。
小説好きなら必読。物語の持つ力、そして読書の素晴らしさを再認識させてくれます!
7. 『汚れた手をそこで拭かない』芦沢央
第164回直木賞候補作。
平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。
元不倫相手を見返したい料理研究家……始まりは、ささやかな秘密。
気付かぬうちにじわりじわりと「お金」の魔の手はやってきて、
見逃したはずの小さな綻びは、彼ら自身を絡め取り、蝕んでいく。
緻密な心理描写と緊張感が魅力。二人の主人公の関係性、そして隠された真実が心を打つ作品。短編集です。
8. 『推理大戦』似鳥鶏
頭脳明晰な高校生たちが、ネット上の仮想空間で繰り広げる推理バトル。スピーディーな展開と個性豊かなキャラクターが、読者を物語の世界に引き込みます。
青春×ミステリーの融合が楽しい。キャラクターたちの成長と、熱い推理バトルに夢中になります。
9. 『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午
ある男の死をきっかけに、過去と現在が交錯するミステリー。叙述トリックの名手である著者が、読者の予想を裏切る衝撃の結末を用意しています。
叙述トリックの最高峰。最後まで騙されっぱなしだった。読み終わった後の驚きと感動は忘れられません。
10. 『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成
大手企業の最終選考に残った6人の大学生。彼らが隠し持つ嘘と秘密が、物語を思わぬ方向へと導きます。緻密な構成と伏線回収が見事な青春ミステリー。ヨビノリたくみさんは「伏線回収の爽快感がたまらない。若者たちの葛藤と成長、そして隠された真実が胸を打つ」と感想を述べています。
ヨビノリたくみさんの選書は、ミステリーを中心に、多岐にわたるジャンルを網羅しています。
彼の言葉からは、それぞれの作品への深い愛情と、そこから得られた学び、そして読書体験そのものを楽しむ姿勢が伝わってきます。
これらの本を手に取り、あなたもヨビノリたくみさんと共に、知的好奇心を刺激する読書の世界へと旅立ってみませんか?
どの作品も必読です!
【編集後記】
本を全く読まない人が国民の6割を超えて、本屋が倒産しまくっている現状を踏まえて、このnoteは「ひとりでも多くの人に本を読んでもらうこと」を目的としています。ですので、全ての記事を無料で誰にでも読めるようにしており、有料記事は一切公開していません。
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