傍若無人

自転車で信号待ちをするとき、周囲を全く見ていない人が多い。
見ていないというか、配慮が不足している。

どういうことかというと、特に細い道沿いで信号待ちをするときに、自転車の向きを道路に対して垂直にしているので、通路を塞ぐような形になり、青信号になっている平行方向から来た人の邪魔になっているのである。

道幅の広い大通り沿いの信号で待つのなら、それでもかまわないだろうが、細い道でこれをやられると本当に困る。
そして、当の本人は信号を見ているので、周囲の人が迷惑しているのに気づかない。

気配りのできる人は、自転車の向きを道路と並行にして、できるだけ往来の邪魔にならないようにしている。

何を言っているのか分からない人もいるであろうが、イラストを描いて説明するのは、私の言語説明能力の限界を認めることになるので控えたい。
もしくは読者の読解力が欠落しているかだ。
(本当はイラストをわざわざ描くのが面倒なだけだが.........)

信号待ちのときに、自分の都合のみで、信号が変わった際に出発しやすいという理由のみで傍若無人にふるまっている人は、きっと車の運転も下手であろう。
周囲の車の流れや、場所、時間帯などの情報を複合的に判断して適切に運転することが求められるからである。

今日の帰りに乗ったバスでも、入り口付近から動かないカップルがいて、本当に邪魔だった。
大して綺麗でもない彼女の顔に見とれる暇があるなら、少しは周りを見て、前方の空いたスペースに移動してほしかった。
まぁ彼氏の気持ちも少しは分かる。
彼女に移動しようと持ち掛けるのに躊躇していたのかもしれない。
移動したがらない彼女に移動を進めるというのは、彼女よりも周囲の赤の他人を優先したと捉えられる可能性があるからだ。
まぁそんなことで激高するような女性は、付き合う価値がないのだから、迷わず移動を進めればよいのだが.........
そもそも周囲に配慮できない人は男女問わず付き合う価値がないだろう。

なんだか世間への愚痴っぽくなってしまった。

こんなほとんど読者のいない、インターネットの底でボヤくならば、直接本人に言えばいいのだ。
まぁそれはそれで、周囲の人からいちいち小さいことで注意する人だと思われて、私の近所での評判も悪くなるし、そんな感情を抱いた人々の気持ちもよくはない。
結局、傍若無人な人々に振り回されてしまうのだ。
彼らが与える迷惑が、ある一定の閾値を越えない限り、周囲は注意することなく、のびのび勝手気ままに、思慮深き我々の苦悩も知らずに生きていく。

ただ彼らが気楽に生きているからと云って、私が彼らを羨むことは決してない。
彼らが到底至らないような、精神的苦悩を抱いて生きているほうが、人間としての誇りを持てる。
勝手気ままに生きるのは野生動物と一緒だ。

これからも誇り高く生きていこう。

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