![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89505892/rectangle_large_type_2_ae9755b8ba65571190bfa53708c3c0d5.png?width=1200)
チェスのレシピ(97) チェスでまずスコア1000点超えを目指す人のために
前回と同じ局面ですが今度は黒の視点から見ていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1666403353422-VsHPPKl4j1.png?width=1200)
ここで黒はh6とすればかなりの優位を築くことができました。しかし人の心理として、ここまでうまく駒組みしてきたので、このあたりでキャスリングをしておこうと思うかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1666403477235-eXHaUIBlL4.png?width=1200)
自分のキングを安全にしてからいざ攻めていこうという手でしょう。ところがこれが大惨事を引き起こします。
以下、一手一手、黒の応手はほとんど強制的です。
![](https://assets.st-note.com/img/1666403571726-xmu33QrC5w.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666403610698-Em0hXZjJ0d.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666403633568-lVdeispI2B.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666403659666-L0A3vEkIMM.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1666403683242-UWAbdujXSW.png?width=1200)
せっかく優勢だった黒ですがあの一手(キャスリング)によってかえって劣勢に追い込まれてしまいました。
これは極端な例かもしれませんがキャスリングをする時は、どちらにキャスリングするかも重要ですが、どのタイミングでキャスリングするかが案外難しいものです。自陣を安全にするために行なったり、あるいはルークを中央付近に出して攻撃的布陣にするのがキャスリングですが、気軽にやってしまいがちなキャスリングにもリスクが潜んでいることを頭のどこかに置いておいてください。