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史上初、二十一歳の新名人誕生を見る
6月15日、午後十時三十二分、史上最年少(二十一歳)の谷川浩司新名人が誕生した。
上の文章で始まる記事が「近代将棋」昭和58年8月号に掲載されている。
谷川が名人を獲得した時の言葉として次のものが流布している。
「タイトルは一年間預からしていただく」
これはまちがいないのだが、この前後があって、
「実力よりも地位が先行していますので、タイトルは一年間預からしていただく、そして来年の挑戦者に挑戦する気持ちで指したいと思っています」
この記事でもうひとつ面白いのは、名人を失った加藤一二三について、
昼食がウナギであれば夕食もウナギでいいというのは、なににしようかと考えることが将棋の思考力のロスになると思い込んでいるからである。
という評価。