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【求職者50人の応募に成功】リクデジ開発の裏側

今回は私たちリクデジ事務局を運営するフレアーズ合同会社のご紹介です。

私たちは三重県四日市市でウェブサイト制作や業務システムの受託開発を主に手掛けるIT企業です。まだまだ小さい地方のIT企業ですが、東海地方における大手企業さまのサイト制作や、オーダーメードのシステム開発を行うなど、少数精鋭で多くの実績を積んでまいりました。

その技術と実績を活かし、無料で始められる採用サイト制作パッケージソリューション“リクデジ”を2021年1月にリリース。私たちがなぜリクデジを開発したのか?その裏側と経緯について、代表の山口にインタビュー形式で答えてもらいました。

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■Web採用を行うようになったきっかけ

―まずフレアーズ合同会社の紹介をお願いします。

山口:私たちの事業領域は大きく分けて2種類あります。1つ目は三重県、愛知県の大手企業さま向けにECサイトやLPの制作、2つ目は三重県に多い自動車関連の製造業さま向け原価管理システムなど基幹業務アプリケーションの受託開発です。

そして、近年、これまでの実績と技術力を活かして、集客や採用を目的としたテンプレート型パッケージソリューションの開発にも取り組んでいます。

―フレアーズの採用サイト制作パッケージ“リクデジ”は、当初、自分たちがWeb採用をするために開発したと聞きました。Web採用をはじめたのはいつ頃からですか?

山口:私たちは2017年に創業(設立は2020年)したばかりのまだ若い会社です。私自身がWeb制作会社や業務システム開発会社で経験を積んだ後、1人で立ち上げました。
2019年夏に、WordPressを使って自分で採用サイトを作り、「僕はこんな技術をやりたいんだ」みたいなわりと独りよがりなメッセージを発信するところから始めました。
でもそれがきっかけですぐに「僕もプログラマーやりたい」「私、Webデザインやってみたい」な子たちが直ぐに集まってきてくれたんです。多い時は月に10件応募が来たこともあります。

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―そして、約1年半たった今までにWeb採用で50人応募を達成したんですね。

山口:そうです。試行錯誤しながらですが、更新するたびに応募者が増えて、これまでにトータルで50人を超えました。
自分でWordPressを作ったり、原稿書いたりした以外に求人は出していません。もちろん採用にかかる出費もないです。

―リクデジは自分たちの成功と失敗に基づいた経験則によって開発されたパッケージソリューションというわけですね。なぜそれを無料で提供しようと思ったんですか?

山口:私たちは地方のIT企業ですが、地方に根差しているからこそ分かる中小企業さまの深刻な技術力不足や、資金不足といった課題を見てきました。
これからの時代、企業が成長し続けていくためにITを活用した情報技術力と生産効率向上を図るデジタルトランスフォーメーション(DX)が欠かせません。
だからDXを見据えた技術力を、無料ではじめやすいパッケージソリューションから提供することにしました。

■Web採用で成功するために大切なこと

―Web採用で成功するには、どんなことが必要ですか?リクデジ運営局でも求人を出す時はターゲットとなる「求める人物像」をはっきりさせることが大切だと訴えています。

山口:有名大学をでて、勉強もできて、人当たりも良くて・・・みたいな優等生でなくてもいいんです。募集要項には「未経験でもOK」「初心者歓迎」と書いているくらいです。
でも、それは決して求職者のレベルを下げていいということではありません。技術者の仕事は壁にぶつかった時、自分で解決できるまで途中であきらめないことがとても大切です。

どんな時も諦めない気持ちをもった求職者どうやって見極めるか?
それはやはり「自分のやりたいことが分かっている人」というのが大前提ではないでしょうか?
だから募集要項に「実務経験不問」とはしていますけど、仕事内容に開発フレームワーク「PHP」「WordPress」「Shopify」といったスペックははっきり書きます。
適切なキーワードがあれば、その技術をやりたいと“本気で”思っている人が自然と集まってくるからです。あとは実際の面接で、どれだけ独力で学んできたか?というところを見て、やる気を判断しています。

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―ターゲットを明確する以外に、「会社の何を伝えるか?」ということもとても大切です。フレアーズでは会社のどんなところを伝えるようにしていますか?

山口:ミスマッチを防ぐために、入社したらどんな仕事をするのかイメージできるよう仕事内容はなるべく詳しく書いています。
技術者が仕事を探す時、知りたいことは「PHP」「WordPress」といったスペックのほかに、業務内容があると思いますので単に「ホームページ制作」「業務システム受託開発」だけではなく、「大手自動車業界向けECサイト制作」「製造業様向け管理会計ウェブシステムの新規開発」までなるべく詳細に書きます。
ここまで具体的に実際の仕事内容を書いておくと、それを求職者が見て「お、こんな仕事ができるんだ」「やりたい」となるわけです。

また働く姿をイメージするうえで、一緒に働く先輩のことを伝えることも大切です。実際に仕事が続くかどうかは、今いる仲間と相性が合うかどうかという部分が大きいからです。サイトには先輩の人柄が伝わる文章を書いたり、普段の仕事風景を撮影したり、社内の雰囲気が感じ取れるよう工夫しています。

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―そのほか、Web採用で人を集めるために必要なことはどんなことでしょうか?

山口:Web採用が効果を発揮する期間は、情報を上げてからせいぜい2~3ヶ月くらいしかもちません。一度ホームページを上げたらずっと人が来ると思っている人がいるかもしれませんが、どんどん反応が悪くなっていきますので、ほったらかしにせず更新してください。

私の場合、その時の開発プロジェクトに合わせて求める人物や仕事内容を更新しています。とくに反応が大きかったのは写真を掲載するようになってからと、求めるスペックを下げた時ですね(笑)。後者の時は結局、面接しても1人も採用にいたらなかったです。だから求める人物像は大切です。

―中小企業の皆さんに、Web採用をおススメしたいところはどんなことですか?

山口:私たちも継続的に情報発信を続けてきただけで、徐々に「こんな技術ができる」「あんなデザインができる」みたいな面白い人達とのつながりが増えていきました。
もちろんセミナーやら紹介やら、アナログ的につながった人もいますが、今いるメンバーの9割はWebからのつながりです。
アナログ採用を否定するつもりはありませんが、Web採用をしていると思いもよらない出会いがあって、選択肢が増えてきたという実感があります。

―Web採用すると今までに出会えなかった人とも出会える・・・世界が広がる、可能性が増えるということですね。社長の経験談、中小企業の皆さんにもきっとお役に立つと思います!インタビューお疲れ様でした。

いまや求人を探す人の大半がスマホで検索する時代。山口の経験談はいかがでしたか?
「Web採用は何だかよく分からなくて面倒・・・」と感じるかもしれませんが、フレアーズでは経験則に基づいたアドバイスや勉強会なども開催します。「やってみたい」「面白そう」という方はサポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください!

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■自社の経験則を地方の中小企業へ。リクデジのご紹介

①初期費用無料
求人原稿、写真などコンテンツはユーザー自身で準備すること前提。だから、無料で気軽にWebを活用した採用活動がはじめられます。(オプションで原稿作成、撮影等も可能)

②Webの採用活動に必要な機能を準備
会社情報、募集要項、動画、先輩インタビュー、採用コラムなど、採用活動に必要な機能も無料で利用可能です。自分たちでコンテンツを充実させて、Google for JobsやIndeedなど検索エンジンにヒットしやすくすることもできます。

③費用は成功報酬型。サイトの買取も可能
費用が発生するのはエントリーがあった時のみ!獲得案件1つにつき、ご利用料金3,000円がかかります。また件数が増えてきた場合にはサイトを買い取ることもできます。


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