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<福島第一原発の視察レポ>2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災。

こんにちは、りかる(@recal.jp)です。

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「福島第一原発の視察レポ」

先日、福島原発見学視察にNPO法人ブルーフォージャパンとともに参加してきました。

東日本大震災から13年、、。

私は幼少期に阪神淡路大震災を経験しているので、とても衝撃を受けました。

13年前は関西に住んでいましたが、東日本大震災では、地震の後の津波によってとても大きな被害が生じましたよね。。

今回は、福島第一原発の視察レポについてご紹介します!

3.11 東日本大震災

東日本大震災は、2011年3月11日14時46分頃に発生。
三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東130km付近で、深さ約24kmを震源とする地震でした。
マグニチュード(M)は、1952年のカムチャッカ地震と同じ9.0。

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東電福島第一原発事故とは
東京電力福島第一原子力発電所の事故から10年。
3つの原子炉が同時にメルトダウンを起こす世界最悪レベルの事故となりました。

google参考

福島原発の何が大変なのか?
原子炉の圧力容器や格納容器の冷却が不可能となり、炉心が損傷、燃料も溶融、1号機、3号機、停止中の4号機が水素爆発を起こして放射性物質を環境へ大量に放出するという重大事故に至りました。

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福島原発事故の本当の原因は何なのか?
事故の直接原因は津波とされており、国の規制委員会によって報告されています。 福島第一は地震の揺れに耐えました。
津波により冷やす機能を失った結果、燃料を冷やせず、水素爆発に至りました。

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NPO法人ブルーフォージャパンとは?

NPO法人ブルーフォージャパンは、東日本大震災にて被害を受けた児童養護施設を中心に、東北地方の児童養護施設で生活をする子どもたちの支援を目的として活動を開始しましたが、復興時間の経過とともに東北地方だけでなく日本国内に活動を拡げ、すべての児童養護施設で生活する子どもたちへの支援を目的とします。
特に、児童養護施設退所後の自立支援に主眼をおき、就学就労支援を中心に活動を行っていきます。
また、活動資金の寄付やボランティアとしての参加を広く社会より募ることにより、児童養護施設の実態をより多くの人々に知ってもらい、虐待等の子どもの問題がより少ない社会の実現を目指すことを目的とします。

引用:NPO法人ポータルサイト

福島第一原発の視察レポ

今回は、初めての福島県。
内部は写真撮影禁止なので東電のオフィシャル写真があります。

東京から福島県 富岡駅に到着。

画像:tepco

JRご利用の場合
東京からいわきまで常磐線特急で約2時間30分
いわきから富岡まで常磐線普通列車で約40分
富岡駅から徒歩15分、タクシー5分

車ご利用の場合
常磐自動車道広野ICより約20分
      富岡ICより約15分

駅から歩いて東京電力廃炉資料館へと向かいます!

徒歩10分ほどで、東京電力廃炉資料館に到着しました。

東京電力廃炉資料館
所在地:福島県双葉郡富岡町中央三丁目58番地
(旧住所:福島県双葉郡富岡町大字小浜字中央378番地)
連絡先0120-502-957
開館時間9時30分~16時30分
休館日毎月第3日曜日 および年末年始
入館料無料(駐車場無料)

発電所周辺地域をはじめとした福島県の皆さま、そして多くの皆さまが、福島第一原子力発電所事故の事実と廃炉事業の現状等をご確認いただける場として、「東京電力廃炉資料館」を開館したそうです。

今回見学させて頂く21名のメンバーと会議室へと向かいます。

まずは、挨拶/シアター視聴/本人確認/入構手続き ・廃炉資料館案内(シアター上映[動画2本])入構案内などがありまました。

東電の方の挨拶、説明、視察前のガイドのすべてが「これは天災ではなく東電による人災です。心よりお詫び申し上げます」という長いお詫びも非常に印象深かったです。

福島原発見学にあたり、事前に個人情報等をお送りする必要があります。

携帯や時計、ベルト、アクセサリーなどは全てこちらに置いていきます。

*廃炉資料館から専用のバスツアーですが、撮影機材はもちろん、ダイヤモンドや鉱物の数珠や宝石はもちこみ禁止でした。

放射線を蓄えるそうで、帰還するときに検査で汚染物品となるらしく、そういった石系は置いていくそうです。
線量計は全員がもって入りますが、いまは防護服はありません。

バスの中に大型線量計がついていました。

東京港区で、0.03マイクロシーベルトくらいですが、見学視察場所は70マイクロシーベルト。200mくらい離れており10分の滞在でしたが、東京のおよそ2300倍。

東京ーNYを飛行機で1往復したときと同じくらいで、安全な放射線量とのことでした。(まあ何も防護服ないので安全ではないと困るが)東電の係の技術者は50ミリシーベルト=50万マイクロシーベルト以下と年間被曝量が定まっているそうです。

廃炉資料館~福島第一正門入構までバスで移動しました。

原発内の写真は、東電のスタッフに撮影していただいています。

原発建屋は想像以上に巨大でした。
海も想像以上に近かったです。

瓦礫がたくさんあり、どれも放射能汚染で動かせないそうです。

2011年3月11日

あの日、稼働していたのは1号機から3号機。

4号機から6号機は定期検査中でしたが、5号機と6号機の原子炉には核燃料が入っていました。

1号機から3号機は津波などによる影響で冷却装置が停止。

核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きました。

さらに、発生した水素が建物の上部にたまり、1号機と3号機、それに水素が3号機から流れ込んだ4号機で水素爆発が起きました。

降車してから、福島第一原子力発電所 構内視察して、次の場所へと向かいます。

*原発のある富岡町は、4月1日から避難解除でした。
13000人の町だったのがいまは350人程度がもどってきているそうです。

①:既設多核種除去設備(既設ALPS)
②:増設多核種除去設備(増設ALPS)
③:高性能多核種除去設備(高性能ALPS)
④:1~4号機側ブルーデッキ
⑤:ALPS処理水サンプル

と、見学しました。

検査ゲート

最後に身体スクリーニングしました。※視察バスは車両スクリーニング場経由で正門から退構し、新事務本館前へ移動しました。

入退域管理棟前~廃炉資料館へバスで戻ってきました。

個人線量計の返却 一時立入許可証の返却などして解散でした。

注意事項
 【福島第一原子力発電所構内への立ち入り】
・18歳未満の方、妊娠している方の参加はご遠慮いただきます。
・公的機関が発行した顔写真付きの身分証明書の提示が必要です。
(本申込書の内容と身分証の内容に相違がある場合は入構できません。)
・半袖、短パン、スカート、サンダル等、肌が露出する服装はお控えください。

放射能のあれこれ

放射能 消えるまで 何年 福島?その終了時期は何と2120年、費用は235億ポンド(1ポンド150円で3.52兆円)にもなる。 放射能を扱った施設の処理・廃炉には、事故がなくても膨大な時間と費用がかかることを示している。

引用:京都大学大学医院

事故から12年。

あの日から一日も途切れることなく今日も、元請け60社(鹿島とか関電工とか東芝とか)下請け合わせて1000社、5千人ぐらいが廃炉に従事しているそうです (うち、東電社員が1200人。その他が3〜4000人)。

作業員のビルもありますが、窓はまったくなく、天井に鉛入りの窓があって彩光しているそうです。「自分たちがやらなければ」と危険を伴う仕事を遂行されている方々に敬意あるのみです。

放射線被曝量の関係で働く時間も限られており、モチベーションあがるのか、非常に厳しい課題です。

敷地は東京ドーム72個分だそうですが、すべての汚染水や物が敷地内に残っており、作業して被曝した車はすでに1000台以上、処分ができず駐車場に赤プレートつけて止めてあります。

課題は相当でかく、12年たった今、使用済み燃料の取り出しが進んでいるものの、溶け落ちた燃料デブリの取り出しは全く進んでいないこと。
燃料デブリは全体で880トンあり、今年末までに“耳かき一杯分”を取り出す計画だそうです(去年の予定だったが延長)。

廃炉完了まで30年から40年かかるとされていますが、実際何年かかるかは分っていない。12年間で12兆円つかっていて、そのお金は関西電力とかも負担しているので、間接的に全国の電力会社からもお金が廃炉作業にまわってきてます。12年で耳かきいっぱいも取れていないし、今年とるとか。。。でも放射能汚染の根源物質が880トンあれば、100兆円かかっても50年間は作業するような内容で、途中にもし津波きたら、また1からやり直しのような、そんな途方もない事を抱えているのを初めてしりました。

引用:blueforjapan

福島第一原発事故の放射能による死者はゼロ。

国連科学委員会も「福島第一原発事故の放射線被曝は、即座の健康被害を引き起こさなかった。そして将来にわたって一般市民、原発事故作業員の大半の健康に影響をおよぼす可能性はほとんどないだろう」という結論を出している。

この他にも多くの研究者が福島事故の健康被害を現地調査したが、現在の最も厳格な放射線基準を適用しても、福島で癌による死者が増えることはあり得ない、というのが山下俊一氏(長崎大)、中川恵一氏(東大)、高田純氏(札幌医科大)など放射線医学の専門家の一致した意見である。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回見学してみて、初めて知ることだらけで、学びが多かったです。

百聞は一見にしかず。

日本にも社会課題はたくさんあります。

震災後12年たった今でも、フォロワーが多い記事が優先されるネット社会と、軟弱な報道姿勢で(特に西日本や九州はどうしても地理的に問題が見えにくい)関心はものすごく薄いでしょう。

今回、4月1日に富岡に避難解除がでて、原発の街に人が住めるようになりました。

私も原発について詳しく知らないので興味本位で視察してきました。

そして課題の多さに驚きました。

いまだに廃炉にこれだけ大勢の方が、結果が見えないなか作業している、努力している現実には頭が下がります。
誰かが、しかも何千人の人が作業しないと、放置できないですよね。

すごく重たい空気と、放射能の心配などがありましたが、社会を知るきっかけになりました。

そして、発信することで、人に気づきがあれば、と思います。

(blueforjapan:参照)

私はブログも運営していて、ヨガウェアのまとめ記事など書いています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

これからも心の赴くままに、志高く生きたいと思います。

そして、関わってくださったすべての方に、感謝する気持ちを忘れず自分の人生を突き進みます。

また次の記事でお会いしましょう☺︎

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𝐑𝐞𝐜𝐚𝐥 (りかる)
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