自分の嫌いなところ。

本当に少しずつだが、落ち込む時間が短くなってきた気がする。
昨日までは6時間だめだったところが、5時間55分になったとか、そんな次元の話ではあるが…
まぁ一歩も進んでいないよりはずっといい。

一昨日の記事で書いた自殺しようとした経緯。
今日はその裏側にある自分の弱さにもっとフォーカスしたい。

大学入学までは、周りから見れば順調な道のりだったと思う。
中学までは地元の公立校で好きなように過ごしていて、いわゆるエリート教育のようにお受験を強要されることもなかったし、それでいて高校や大学は私立の有名どころに入学できた。
結果は大して伴わなかったが、部活など勉強以外で熱心に取り組めることもあって、その後の人生に影を落とすような要素は一見なさそうに見えたことだろう。

ただ、問題の種はこのときからあった。
それは、とにかく顕示欲が強かったということ。
しかも普通の目立ちたがりなどではなく、「自分は周りの人と違って本当はとても優秀で、こんな経験もあんな経験もしているし、こんなことやあんなことも知っている」とスカしてしまうような、すごく嫌なタイプの子供だった。
他人に生まれ変わって、そんなやつと同じクラスになったら何とかしていじめてやろうと思うだろう。
実際、軽く仲間外れにされたり煙たがられることは頻繁にあった。

もちろん小さな子どもが自然とそんな育ち方をするわけはなく、これは明らかに父親の影響だった。
うちの父親は、当時の自分をそのまま大人にしたように顕示欲の強いひとで、さらに思い込みが激しく癇癪持ちでもある。
小さい時から怖かったし苦手だったが、大人になってからは自分の嫌な面を見せつけられるようで嫌悪感すら抱いてしまう…
(ちなみに父親も人から慕われることは多くなく、交友関係は狭く見える。ただ、大学も就職先もすごく優秀なところで、何とかメンツを保ってこれたようだ)

話を戻そう。
そんな知ったかぶりでひけらかしたがりな子どもがそのまま大人になるとどうなるか。
まずは実績が足りなくなってくる。有名大学ともなれば全国から優秀な人材が集まってくるわけで、口だけ達者でも目立つことはできない。
そうするとさらに人と違うことをしようと工夫する。それなりの立ち位置で慎ましく自己承認ができればいいのに、どうせ無理なことを宣言してチャレンジしようとする。(経済学部でありながら、司法試験予備校でダブルスクール、外資系企業の法務部が目標だと語るなど)
そして、口だけで結果は伴わず自信を喪失して、また違うことを探す。そして何とか偉そうに出来る環境を見つけて、威張り散らかす。(塾講師のバイトで生徒に対して偉そうにするなど)
その環境で気持ちよくなると、また調子に乗ってとんでもない目標を立てるが当然上手くいかなくなり、また違う逃げ道を考えてしまう…
ああ、自分のことながら目も当てられない…

こうして無理な目標設定と挫折、逃げるを繰り返すとどうなるか。
まず自己肯定感がどんどん下がっていく。
そして弱い部分に向き合わずに逃げ続けるので選択肢がどんどん狭くなり、軌道修正がさらに難しくなる。
ストレス耐性皆無の口先野郎の完成だ。

あとはそのまま破綻するまでの経緯を全て説明するまでもないだろう。
いま自分が置かれている状況の、何と納得がいくことか…
ここ数年は自分が抱えるそうした性格の問題に気付き始めていたし、少しずつ克服も意識していたが、上手くいくと調子に乗ってしまったり追い込まれた時に逃げてしまったりというのは変わらずだった。


どうすればよかったのか、あるいはこれからどうすればいいのか。
環境や性格そのものが変えられなかったとすれば、
・もっと小さな目標を立てる
・得意なことで結果を出す
・同じことを継続する
ことで自己肯定感を醸成、自信がついて無理に取り繕う必要がなくなったのではないか。
自己分析を進めて人生をやり直そうとしているいま、この3つのポイントを抑えることが大切に違いない。
最低限の生活に必要十分な稼ぎを得ること、カウンセリングやコーチングで自分の長所を見出し活かせる仕事をすること、そして、それを最低でも5年単位で継続すること。

そして、もっと根本的な部分、子育てや性格形成について。
もちろん実際にやってみると上手くいかないことばかりなのは承知の上だが、子どもの前ではあくまで大人として自信を持って振る舞い、子どもを承認することが大切だと思う。子供と同じステージに降りて、何かをひけらかしたり自慢したりすべきではない。
自分を取り繕わなくても自分には価値があると感覚として理解できれば、承認を求めて背伸びしなくてもすむかもしれない。


全体としてとりとめがなくなってしまったが、まぁ思うところは書き出せたと思う。
こうやってひとつひとつ整理するしかない。
何もしないで止まっていると、すぐに悪い方に引きずり込まれてしまうから。

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