昔からダークヒーローが好き♡
3年前の元旦に全治6か月の複雑骨折をしてから、お正月はなるべく出歩かずに家で大人しく過ごしている。
だいたいは韓国ドラマや映画を観て過ごすのだが、今年はどんぐりFMのnarumiさんがオススメしていた漫画『サンクチュアリ』を、中古で全巻揃えて一気読みする事にした。
『サンクチュアリ』は、史村翔原作、池上遼一作画の漫画。
ビッグコミックスペリオール(小学館)において連載された。単行本全12巻。
1995年には、阿部寛さんなどで映画化もされているらしい。
簡単な内容は、幼少期をカンボジアで過ごした2人の男。 腐敗しきった日本の社会構造の変革を目指し、それぞれが政治と裏社会に分かれ野望達成に突き進む社会派ドラマ。
もっと詳しく知りたい方は、noteで橋本千光年さんが書いていらっしゃるので、そちらをご覧ください。↓
なぜこの漫画に興味を持ったかと言うと、私が漫画原作大賞に応募した、戦災孤児が主役の『station boys』の内容のその先をいく物語だから。
『station boys』は、政治家になる!と決めるところで終わるつもりだったけど、裏社会からの…という展望がまるで同じだったので。
不適切にもほどがある昭和世代の私としては、今の一見優しげな世の中の良くなった部分は認めるけど、田中角栄やハマコーが国会を賑わせていた頃の政治の方が、ずっと興味深かった。
昔からダークヒーローが好きだ。
ダークは悪だけど、ヒーローだから人や世の中にとって良いこともする。
「清濁併せ呑む」という言葉がある。
「善悪をはっきりと分けて悪を排除する正義」に対して、「清流も濁流も隔てなく受け容れる大海」から転じ「心の広い人」のことを指す。
世の中には、ドラマのように分かりやすい善悪や、日常の価値観では測れないことが多く発生する。
綺麗事では解決できないダークな裏技を認めない社会は生き辛い。
クリーンな政治とか、クリーンな社会とか、聞こえは良いけど、そんな政治、そんな社会、どこに存在するのだろうか。
今までの歴史、よその国を見たって、あった試しがない。
だから、こういった漫画に惹かれる。
まだ読んでいる途中なので、感想は書けないけど、だいぶ面白い!
というわけで、noteのハッシュタグ企画に、#️⃣連休に読みたい漫画というのがあったので、書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
追記: Amazonの【マーケットプレイス】で中古で全巻買ったのに、2巻、3巻のカバーの中が1巻と11巻だった💢
一応クレームはメールで送ったけど、2、3巻は電子版で期間限定無料で読めたので、返品や取り替えが面倒だから、電子版で読みました。