海の水を沸騰させる 熱い理学療法士 | 〜Boil the Oceanに陥るな!〜
こんにちは。
大学院で学んだ公衆衛生学の知見を元に、健康的な社会を作りたい理学療法士のジローです。
大好きなものは、ディズニーです。
宝くじが当たったら、ホテルミラコスタに住もうと妻と話をしています。
本日から「リトル・マーメイド」の実写版が始まりますね。
私の娘も、腰から下にバスタオルを巻いて人魚ごっこをしています。
映画、楽しみです。
さて、人魚って本当にいるんですかね?
おしゃべりするカニとか。
海の王国とか。
人魚を見つけようとした時に、確実な方法(Boil the Ocean)について記事にしました。
‖ 人魚を探す確実な方法
それは、、、、
「海の水を沸騰させて、なくしてしまえばいい」
んですね。そうすれば、海の底まで行けますし。
実際に、人魚が居れば、お会いしてお話しできますし!
何言ってるんだと、アホみたいな話をしていますが、
このような考え方を「Boil the Ocean」=(いくら確実であっても、現実的に不可能な事をやろうとすることの例え)と言います。
‖ 海の水を沸騰させる理学療法士
Boil the Ocean的な考えや振る舞いは、理学療法士の現場で多く見られます。
<患者さんの評価をする時>
病歴などの情報から、病態の仮説を考えずに、教科書的な評価の内容を端から全部患者さんに実施する
<退院前の家族指導>
退院後の転倒が不安だから、家族に常に見守るように指導し、家のありとあらゆる場所に手すりを設置し、介護保険サービスもフルコースの状態を提案する
<臨床研究>
仮説を持たずに、とにかくデータの量が必要と、多方面にわたる臨床データの収集をしてしまう。そして、とりあえずと、考えを持たず網羅的な統計解析をしてしまう
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( 私は大学院の中間発表で、准教授に突っこまれましたwww )
‖ Boil the Oceanの根底
「仮説なく」、「とりあえず」、「満遍なく」
確かに問題解決してそうな雰囲気ですけど。
これって、専門性が無いと思うんですよね。
よく考え尽くして、ピンポイントにアプローチができるようにしていきたいものです。
‖ まとめ
今回は、問題解決で陥りがちな「Boil the Ocean」を解説しました。
すごく考えているようで、実は考えていない。
実際に実行しようと思っても、実行不可能。
このような思考にならないように気をつけていきましょう。
「ジローちゃん!あんたの情熱は素晴らしい!そんな熱い情熱であれば、海の水も沸騰してしまうわ!」
って言われてみたいもんですけど。
「海水を沸騰させる気?」
と言われたら、あまり良い意味では無いことを覚えておきましょう!
↓↓ 詳しくはこちらに書いてあります(大好きな本です)