【理学療法士】コロナ後の就活に強い危機感!
こんにちは。
大学院で集中的に学んだ公衆衛生学の知識で、健康的な社会を作りたい理学療法士のジローです。
‖ 私なりの 「健康的な社会の作り方」 と 「就活」の関係性
公衆衛生学のコースでは、産業保健や労働衛生についても多く学びます。
そのこともあり、私は、「医療従事者こそ健康的」「医療従事者は健康に関するリーダー」であって欲しいと思っています。
そのため、同じ仲間である理学療法士の健康に対しても、とても関心を寄せています。
医療従事者が「健康・活き活き」の状態であれば、それは患者さんのためにもとても良いと確信しているので。
活き活き働くためには、自分の持つ能力や、希望の働き方と、
その職場とのマッチングが重要と考えています。その点で、就活は重要と考えています。
‖ 新人さん! 実際に就職してみてどうですか? 元気ですか?
さて、4月の後半になりましたが、特に新人の方、新生活はいかがでしょうか?
Twitterなどを見ていると、残念ながら、すでに、嫌な事にさらされて、退職を考えている人のツイートも散見されます。
特に、今の新人さん達は、学生時代がほとんどコロナ禍で、実習も十分にできていないと思いますし、コロナ禍という理由をつけて、様々な面で簡素化された教育プログラムを受けてきたと思いますので、学生時代と現場のギャップが凄すぎて、本当に悩まされているのではないかと思います。
2〜3年目くらいの人へは、機会があれば転職やキャリアアップに向けた記事を予定していますが
(詰んだら、大学院進学を、視野に入れてみては??)
過去記事より↓↓
‖ それより、学生さん! 就活大丈夫? おじさんは心配です
私が、それより懸念しているのは、学生さんの就活に対する危機感の無さです。
これは、昔からそうなのですが、最終学年の臨床実習にて
「理学療法士になってからどのような職場に行きたいのですか?」
と聞くと
「実習で、実際に体験しながら考えます」
「まだ、何に向いているかわからないんです」
「まだ、卒業試験、国家試験が不安で考えられていません」
就職面接でも「なぜ、この病院を選んだのですか?」と聞くと
「回復期だからです」
「勉強させてもらえると思って」
などと、非常に抽象的な回答をされてしまいます。
昔は、実習生との歓迎会や、飲み会で就職に関する相談を受けることがありました。
最近は、クリニカル・クラークシップで自分の担当の学生以外との関わりも極端に少ないんですよね。
おそらく、情報が無いと思います。
‖ 理学療法士の就活の昔と現在の違い
私たちが学生の頃は、まだ理学療法士が少なかったので、どこでも入り放題でした。
今もたくさん求人はあると思います。しかし、インターネットや就職情報サイトなどで求人を比較的オープンに見ることができるようになったため、人気の就職場所にはたくさんの人が応募して、椅子取りゲームが困難になっていると感じています。
様々なSNSが発展した現在、他の理学療法士がどのような働き方をしているか、つぶさに分かるようになってきました。
まあ、これほどまでブラックな職場が多いことか。
精神が荒廃しているような方も見かけます。
自分が十分に納得した職場で、嫌な事があっても、それは仕方なく受け入れる覚悟もあるでしょう。
しかし、限られた選択肢で、安易な理由で選んだ職場で、ひどい仕打ちを受けたら、、、。
キャリアアップできず、能力なく、数年で職場を離れた人には、次の就活では、さらに悪条件になるでしょう。
‖ 今日から就活を真面目に考えよう
就職場所は、向こう何年間(もしかすると20年、40年)どのような生活をするか?
お金は?
生活場所は?
生活環境は?
キャリアは?
配偶者は?
親は?
人生設計そのものに大きく関わります。
国家試験も大切ですが、自分ごととして、今すぐ真剣な就活を開始して下さい。
多面的に情報収集をしましょう。
ファーストキャリアにこだわりましょう。
*私は、就活は学部1年生の夏から始まると思っています。
早めから開始しましょう。
4年生は、実習が忙しいと思いますが、できるだけ就職情報にも気をつけておきましょう。試験が早いところは早いですからね。
*ちなみに、私は心情的には就活に失敗しています。
運よく拾ってくれた方がいたので、結果的にラッキーでここまでやってくることができましたが、その方と出会っていなかったらと考えるとゾッとします。
理学療法士の先輩として、自分が最大限に輝けると思える場所に就職できることを願っています!