自分に合った方法で
料理人という職業は時に華々しく表の舞台にも立つことができる。
業界に身を置く以上、シェフとして名が知れた著名な人を何人かは知っている。
三國さんもそのうちの一人だ。
時代背景的にも厨房の中での暴力が横行していた中で、上へ這い上がっていくバイタリティは並大抵の人にはできない。
技術とセンスと体力と根性と。
一流と呼ばれる人は本当にすごい精神力だと思う。
この本にはそんな時代を駆け抜けた軌跡が綴られているのだけど、ぼくが感心した部分は違うところにあった。
それはほんの少しだけ最後