【N04】八百万のスタンプラリー #好きな日本文化
「紅葉って『和』だよね」と、よく言われます。
黒髪で丸顔だから??
なんだかちょっぴり不本意です。
私だって人生で一回はブロンドヘアにしてみたいと思っています。洋画を見に行くのは楽しいし、可愛いロココ調のインテリアを買っちゃうし、美味しいアジアンスイーツの店に通います。
色んな『好きなもの』があるなかで、たしかに『和』も好きなんですが。
夏は浴衣、冬には着物。おまつりでは綿あめ、お正月は餅。漫画を読んだり、和柄のポーチを集めたり、百人一首を極めようとしたり。幼い頃には日本舞踊を習っていました。
そんな私の日常に最も馴染んでいて、好きな日本文化は『神社巡り』です。
子どもの頃から「道端に神社を見かけたら参拝する」という習慣がありました。家の近所に神社が多かった影響かもしれません。
その習慣が「各地の神社を調べて参拝しに行く」という積極的な趣味の一つに変わったきっかけは『御朱印帳』です。
友達と平安神宮へ遊びに行った時、四神獣のデザインが気に入って何気なく購入したのですが、見事にハマりました。元々旅行が好きで、スタンプラリーも好きなので、当然の成り行きだったかもしれません。
参拝と言っても、ほとんどの場合はご挨拶をするだけです。
「はじめまして。○○に住んでいる紅葉と申します。いつもありがとうございます。お会いできて光栄です。またご挨拶にうかがいます」
二礼・二拍手・一礼の間に、上記のようなことを心の中でぶつぶつ言っています。時間をあけて二回目以降の参拝では「お久しぶりです」になります。
本気でお願いをするのは初詣など、特別な時だけです。
これまで家や職場の近くはもちろん、地元一帯、というか北海道から沖縄まで日本全国を巡ってきました。佐渡ヶ島や恐山、四国八十八か所巡りの一部など、もう二度と行かないかもしれない寺社の御朱印を眺めると感慨深いものがあります。
しかし御朱印集めは一筋縄ではいきません。最近、特に苦労したのは、渋谷氷川神社の御朱印でした。
毎月15日は特別な御朱印がもらえると聞き、足を運んでみれば長蛇の列。「仕方ない、せっかく来たんだから待とう」と並んだのはいいものの、、何時間待ったと思いますか?
5時間半。
ごじかんはんですよ。
新幹線なら東京から福岡まで行けちゃう。映画なら3本くらい見れちゃう。
15時頃に並び始め、社務所に辿り着いたのが20時半過ぎ。一つの御朱印を得るためにかけた時間では最長でした。
頑張っただけの御利益があるのか?なんてことは、考えるだけ野暮かなぁと思ってます。笑
いやはや、貴重な体験でした!
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さすが八百万の神々というだけあって、日本には8万8,000社以上の神社があるそうです(出典:神社人)。
私の御朱印帳は、昨春、遂に二冊目に突入しました。
これからの人生で、どれだけの土地を巡り、どれだけの御朱印を集められるのか。
一生かけて日本全国を巡るスタンプラリーとして、ゆるく楽しく満喫したいと思います♪