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#軍事学

第四次中東戦争を通じて米海軍が見直した空母機動部隊の戦術運用

1941年から1945年まで続いた太平洋戦争を通じて、アメリカ海軍は空母を中心に編成された機動部…

現代の戦略理論で指導者が持つ認識の重要性がどのように考察されているのか?

戦略の研究で著名なトーマス・シェリングは、古典的著作である『軍備と影響力』において、現代…

戦力組成(Order of Battle)とは何か?

ある国家の軍隊が戦闘力を組織化し、運用するために採用する部隊の編組や配置、部隊を構成する…

論文紹介 小規模な武力行使で相手を外交交渉へ誘導する戦略がある

基本的に国際政治や戦略の研究では戦争が政策を遂行する手段としてあまりにもコストが大きすぎ…

戦争を統計で分析した先駆的な研究Statistics of Deadly Quarrels(1960)の紹介

ルイス・リチャードソン(1881~1953)は一般的には数値シミュレーションに基づく気象予報を提…

米国で定評ある情報戦の教科書『インテリジェンス』の紹介

情報(インテリジェンス、intelligence)とは、安全保障の領域において、状況判断や意思決定に…

戦略を研究する人なら知っておきたいゲーム理論の基礎的な研究成果を紹介する

ゲーム理論(game theory)とは、利害が異なる行為主体が相互に影響を及ぼし合う状況で選択する行動を数理モデルで分析し、最適化を図るために作られた理論体系です。 ゲーム理論は1944年に数学者ジョン・フォン・ノイマン(John von Neumann)と経済学者オスカー・モルゲンシュテルン(Oskar Morgenstern)が出した共著『ゲームの理論と経済行動(Theory of Games and Economic Behavior)』によって理論的基礎が固められ

軍事学の世界で重心は何を意味する用語なのか?

軍事学の研究では、重心(Schwerpunkt)という用語に特別な意味が与えられています。一般に物…

革新的な戦い方を編み出す軍事組織の特徴を分析した『柔軟性』の紹介

現実の戦争に必勝法のようなものは存在しません。状況の変化を察知し、絶え間なく研究を重ね、…

研究メモ 軍事学では決勝点をどのように分析するのか?

決勝点(decisive point)とは、敵に対して大きな優位を得ることができる地理上の位置のことを…

戦役分析とは何か? 現代軍事学の研究史を辿る

戦役分析(campaign analysis)とは、戦略から作戦の次元にかけて敵と味方の部隊の配備、移動…

兵站家が語る作戦の技術と科学『作戦の兵站』の紹介

軍隊が組織的な戦闘力を発揮できるのは、戦闘部隊の背後で後方支援部隊が絶えず活動しているた…