【英語学習】目標達成したら終わり？主婦の英検一級合格後の残念なはなし

今日は私が英検一級を受けようって決めたときの話と合格したあとの話をしよかな。

え、興味ないって？

まじか、、

でも書くわ。←鋼の心

私、２０２１年に英検一級に合格してんな。

受験を思い立ったのは合格の一年半くらい前やったかな。

私はもともと英検一級を受けるつもりはなかってん。

英検一級って言ったら

ネイティブでも難しいらしい

とか、

合格率が低くて頑張ってもなかなか受からない、

ってイメージがあったから。

実際、一級の試験内容を見たとき

「これは私には無理や」

って思ったのをよく覚えてる。

英語でエッセイなんか書いたことないし、そんなアカデミックな内容について考えたことすらなかったからさ。

いい大人が「おいおい」って感じやろ。

でもほんまにそんな感じやった⤵️

でも、英検と言えば一級が最高峰やん？

その時点で準一級は持っててんけど、

上の子が卒乳したタイミングに取ったからだいぶ時間も経ってたんよね。

「一級を取ってみたい」

という気持ちと

「でも、きっと無理や」

って思う気持ちで長い間揺れ動いてた。

で、

「これだけ悩むなら一回単語帳だけも買ってみよう！ダメでも単語帳買ったくらいなら引き返せる！」

と思って一級の単語帳だけ買ってん。

毎日少しずつ進めててんけど、まぁ、難しい単語ばっかで覚えられる気がせーへんかった。

それでも、夏休みの家族旅行にも単語帳をこっそり忍ばせて旅先でもペラペラとめくったりしててん。

単語帳を何周かしたあたりで、やっと腹くくった。

「よし、受けてみよう！」

なんで急に受ける気になったのかはっきり思い出されへんねんけど

単語帳を繰り返しながめてるうちに少しずつ単語も頭に入ってきて、

「もしかしたら、、、）

という可能性を見出したんやと思う。単純やろ。

本格的に勉強を始めた途端に子供の学校がコロナで数か月学級閉鎖になってしまって、なかなか思うように勉強は進めへんかってんけど、まいにちコツコツと小さいことを積み重ねながら頑張ってた。

年が明けて１月

まだ受験するには実力が足りてないことは十分に分かっててんけど、

だんなさんが

「試験の雰囲気に慣れるのも大事やからダメもとで一度受けておいで」

って言ってくれたから受験することにした。

受験料高いのに、ほんまにありがたい、ありがとうやで😭

案の定、試験会場では緊張して撃沈。

リスニングテストでは、斜め前に座っていた若い男の子が問題が読まれる度に大きなため息をついててさ、それに気を取られてしまって途中から内容を聞き取れんくなって惨敗。

あ、これはこの若い男の子が悪いわけじゃないで。

私が完全に会場の雰囲気にのまれてしまったのが原因。

もちろん、そのときの一次試験は不合格。

ダメもとやったけど不合格の文字を見たときはしっかり二日程落ち込んだよね。(笑)

結果は不合格やったけど、あと少しで合格ってとこまできてるのが分かったことと、ここでやめて今までの努力をムダにしてしまうのがイヤで、もう一回がんばることにしてん。

がんばった甲斐あって次の一次試験では余裕をもって合格できた。

二次試験の面接は一発合格できて、これは私のつまらん人生のちょっとした自慢になった。

が、しかし、よ。

私は英語を勉強していることを周りにほとんど言うてなかったから

合格も身内と親しい友達数人に伝えただけやってん。

だから、あまり盛大なお祝いムードって感じではなかった。

そのせいかなぁ。

嬉しい気持ちはぜんっぜん長続きせんかった。

むしろ、合格しても何も変わらんかってん。

「英検一級合格」

ずっと欲しかった称号。

合格のすぐあとにはTOEIC９００超えもなんとか達成できた。

それやのに、なんやろう、この気持ち。

目標達成した瞬間は嬉しかったんやで。

自分にも出来た！

目標達成したぞー！

って思いでいっぱいになってん。

それやのに、翌日にはもうそんな気持ちもすっかり冷めてた。

私は喜びも達成感もなくなった気持ちのまま、毎日を過ごした。

英語力を落としたくなかったから、定期購読していた英字新聞だけは読み続けててんけど、英語に触れるといったらそれくらいやった。

勉強する時間が減ったから、その空いた時間に韓国語を勉強してみたり、小説が大好きやったから毎日たくさん本を読んだりして過ごしててん。

そのときは

「勉強からも解放されてこういう時間が取れて幸せやぁ」

なんて思いながら過ごしてた。

でもあるとき、思ってしまったんよな。

私の英語力、ここで止まったままでいいのか

ネイティブのスピードにすべてついていけるわけではない。

洋画を見てすべて理解できるわけではない。

知らない単語や熟語ももちろんまだまだたくさんある。

それやのに、目標達成出来たからって、ここで学びを止めてしまっていいのか。

今やったら分かるねん。

合格したって、９００超えたって、まだまだ知らんことや学ぶべきことがたくさんある。

ここがゴールではない。

英検一級合格とTOEIC９００オーバーのために私は毎日勉強してた。

英検合格のあとは燃え尽きたようになって

しばらく机に向かうのが億劫なほどやった。

やっとそれから解放されたのに。

またあの生活に戻るのか。

そんな気持ちもどこかにあった。

でもそれよりも

まだ思い描いたような自分になりきれていない

そんな後ろめたさみたいな気持ちの方が大きくなってきたんよな。

私はこの気持ちに気付くまで、合格から一年かかった。

いや、気付いていたんかもしれん。

向き合いたくなかっただけかもしれん。

向き合ってしまうとまたあの勉強ばかりの生活が戻ってくると思っていたからやと思う。

でも一年経って振り返ってみるとふしぎなもんで

目標を掲げてがんばってた時期を

「良かったな」

って思ってる自分がおってん。

あのときはただひたすら合格だけを目標に必死にがんばってた。

時間のやりくりをして、家事育児の合間をぬって、一生懸命勉強してた。

人生で、しかも大人になってからそんな時間を持てたことはほんまに幸せなことやったんやって今ならすごくよく分かる。

英検一級とTOEIC９００超えが目標の私やったけど

そこが本当のゴールではないってやっと気付くことができた。

１年かかってしまったけど

もしかすると時間を無駄に過ごしてしまったのかもしれんけど

このことに気付けてほんまに良かったと思う。

もし、いま目標を達成して、その後の進路に悩んでいる人がいたら

ぜひ、その目標の向こう側にも目を向けてみてほしいなと思う。

試験は大きな通過点。

それを目標にすることはとても素晴らしいこと。

でも、もしかすると、その通過点を超えたところにほんまの目標があるかもしれん。

私は一年をムダに過ごしてしまったけど

もしこれを読んでくれたあなたが何かに気付くきっかけになったら嬉しいな。

語学習得の道のりは決して楽じゃないし、楽しいことばっかりでもない。

でも、目標に向かってがんばる姿はめっちゃステキやで。

私は何かを学ぶために一生懸命なすべての人を尊敬してる。

あなたもがんばる自分をぜひ誇りに思って過ごしてな。

最後まで読んでくれてありがとうやで！

コメントなんかくれたら嬉しくってフラメンコ踊っちゃうかも。

お見せできなくて残念やわ。