ジョブトラアカデミーの新コンセプトを策定しました
このたび、当社の就活総合メディア「ジョブトラアカデミー」(以下、ジョブアカ)の新コンセプトを策定しました。
2012年4月の創業から10年の月日が経ちました。企業の採用支援と学生の就活支援を一貫して行ってきましたが、時代が変われば採用や就活に対する考え方、求められることも変わります。創業10周年を迎えたタイミングで改めて、ミスマッチをなくすために
を約半年かけて何度も議論してきました。「ジョブアカ」の新コンセプトは…
に決まりました。今回のnoteでは「ジョブアカ」の新コンセプト制作過程とともに、就活支援会社としての想いをストレートに伝えていきます。これが「ジョブアカ」を利用する学生に対する私たちからの約束です。
ジョブアカの新コンセプトを決めることになった背景には、とある理由が絡んでいるのですが(その理由は後日、情報解禁をします)、それにあわせてジョブアカの存在意義を改めて言語化し、発信していくことを決めました。
次の新しい10年を創るためにサービス内容を拡充していくことはもちろんですが、それ以上に同業他社(サービス)が増えてきたからこそ、私たちが社会に提供していきたい価値やサービス発足時から大事にしている価値観に一層、磨きをかける必要性を感じていました。
そこで今回のプロジェクト始動にあたり、まずは弊社VicePresidentの鶴野に、リアライブ(ジョブトラアカデミー)の歴史をヒアリングしました。
自分の人生を責任をもってセルフデザインし、納得の意思決定をするために、正しい情報を豊富に仕入れよう
(鶴野)
自分の人生を自分の意志で決められない人が多いよね。就活をはじめるタイミングで急に「自分がどうなりたいかを考えよう!」と問われても、かなり壮大なテーマすぎて、めちゃくちゃ難しいと思うんだよね。だから、我々がそれをサポートしてあげられる環境を作ってあげたいと思ったのがきっかけだね。
まずは抽象度が高くてもいいから自分の意志(=will)がないとどうしても他責思考になってしまって、いざという時に踏ん張れないと思う。仕事は楽しいことばかりではなく苦しいことの方が多いからさ・・・。willがあると、そのために必要なプロセスとして捉えられるからやり切れるんだよね。そして、willを持つことで、より多くの人から共感を得られる人材になれると思うよ。
(鶴野)
2つあると思っていて、
・自分の強み、価値観を自覚できること
・自分が活躍できる環境がどこなのかを説明できること
だね。
これは自分の想像とか思い込みではなく、実際に何か経験を積んでみることで「やってみたらできた/できない」を肌で感じることが大切だと思う。「実戦経験がすべて」と言ってもいいくらい。
(鶴野)
たしかに私も学生には「もっと楽しく社会理解を深めてほしい」と思ってはいるけど、それができれば苦労しないよね。ただ、これだけは言えるのがあって受験のように、試験に受かるためだけの暗記型の(機械的な)就活はしてほしくないんだよね。
就活で色々な社会人に会うと「就活では〜すべきだ」とか「答えっぽいもの」をたくさん聞くと思うけど、それが絶対正解とは限らないからね(自分もそういう発言をするときはあるけど…)。こうして色んな答えっぽいものがシャワーのように降り注いでくるから、自然と思考停止状態になってしまって、他者に答えを求める人生を歩んでしまうのが怖いよね。
(鶴野)
自分に対しての視野拡大と社会に対しての視野拡大のきっかけをつくっていきたいね。「ジョブトラ」はまさにそうだけど、学生には事前に出展企業名を公表していないからこそ、偶然の出会いをつくっているよね。実際に選考を受けるかは別として「こういう業界、仕事、企業がいま成長しているんだ。今後ますます社会から必要とされるんだ」と選択肢を知っておくことが視野を広げるためには必要なことだと思ってるよ。
※ちょうどヒアリングをしていたタイミングで、ポート株式会社様が運営する就活メディア「就活の未来」「キャリアパーク」でインタビューしていただいた記事がありますので、そちらもあわせてご覧ください!(本文最下部にリンク貼ります)
ジョブトラアカデミーが大事にしている「タテ」と「ヨコ」の成長
アメリカの組織心理学者であるロバート・キーガン教授の「成人発達理論」では、人には「水平的成長」と「垂直的成長」の2つがあると提唱されています。
水平的成長
知識やスキルを増やしていく横軸を指します。実際に仕事や日常生活で活用できる武器(専門性)を身につけるイメージです。知識が増えることで知識と知識を結びつけて新たな解釈ができるようにもなります。
垂直的成長
人間的な豊かさや知性など縦軸の成長を指します。分かりやすくいえば「人としての器」が大きくなり、物事に対して大人な考え方、捉え方に変化していくことです。認識の仕方が変化することで、今まで認識できなかったことが認識できるようになります。
先ほど試験に受かるためだけの暗記型の(機械的な)就活はしてほしくないと記載しましたが、ESや面接などの対策が不要と言っているわけではありません。
逆をいえば、面接で必ずと言ってもいいほど聞かれる「将来やりたいこと」など夢とか目標、志だけ一人前でも実力が伴っていなければ社会人として成果を出せる人材にはなりにくいと考えています。
水平的成長、垂直的成長のどちらかに偏ることなく両軸で学生の成長を促進できる就活支援を目指しています。
『想像もできなかった 自分に出会える』のコピーに込めた想い
ジョブアカのキャッチコピーに加えて、ブランド・ステートメントも策定しました。
ジョブトラアカデミーという名前にもある通り、就活における塾や予備校のようなイメージで、納得のいく就活を実現するために必要なコンテンツ(講座)を作り続けていきます。
そして、就活を終えたときに「大変なこと、苦しいこともあったけれど就活楽しかったな」「ジョブアカを使ったことで新たな自分、知らない世界(業界、職種、企業)に出会えて視野が広がり、成長できたな」と感じてもらえるよう、就活生にとって必要とされるサービスづくりを行っていきます。
参考資料
・鶴野のインタビュー記事
受動的に「知る」だけでなく思考を回せ|自分と社会と仕事、3つのリアルを理解してキャリアをデザインしよう
・当社メインサービス「ジョブトラ」の紹介記事
【ジョブトラ】学生と企業との本音のぶつかり合い! フィードバックを成長のきっかけにして有意義な就活を始めよう