ビジネスカジュアル≠普段着カジュアル
「ビジネスカジュアルでお越し下さい。」
こんな表記も見かけるようになった昨今、多くの企業が服務規定にビジネスカジュアルを導入するようになりました。
しかしながら"ビジネスカジュアル"という服装って、どんなもの?と、
思われている方も多いですよね。
あれ?いない?
そうなるとここでコラムが終わっちゃうので、よろしければお付き合い下さいませ(笑)
ビジネスカジュアル≠普段着カジュアル
会社がビジネスカジュアルOKになった!
と言って、明日からいきなりパーカーにデニムという普段着のカジュアルウェアを着て行って良いとは限りません。
何故なら、ビジネスカジュアルにはさまざま服装があり、許されるカジュアルウェアの範囲は、企業はもちろん、職種・業種・役割・シーンによって異なるからです。
ちなみに私がビジネスカジュアル研修をさせて頂いたクライアント企業の中には、パーカーがNGなところもありました。
ビジネスカジュアル≠普段着カジュアル
なのです。
カジュアルという言葉がついているのに、普通のカジュアルじゃいけないの?と思われるかもしれません。
これは私の個人的意見ですが、「カジュアルダウン」と考えた方が分かりやすいと思います。
では、どのようにカジュアルダウンすればよいのかについて、お伝えいたしますね。
分かりやすい服装の軸となるもの
ビジネスカジュアルのドレスコードを考えるときに、軸になるのは「スーツスタイル」です。
いわゆる上下お揃いのスーツにシャツ 、ネクタイを締めたスタイル。
そもそも、カジュアルフライデーなどはスーツから、週末の金曜日には、もう少し気楽で快適な服装にして仕事をしましょうというコンセプトのもの。
スーツから崩した服装になるのです。
それと同様で、スーツスタイルの基本が分かってると、実はカジュアルアイテムやコーディネートのイメージがつきやすいのです。
基本のビジネススーツスタイルとは
「スーツなんてわかってるよ!」
と、毎日お召しの方は仰るかもしれません(^^)
しかしながら、きちんとスーツの着こなしについて学ぶ機会がなく、そこを理解していないので、ビジネスカジュアルが分からなくなるんですね。
でも、スーツの着こなしが論理的に理解できれば大丈夫!
できれば、私が提供している『スーツスタイリスト入門講座』を受講して頂ければバッチリなのですが(笑)、ここでは簡単に基本のスタイルをお伝えします。
ビジネススーツの基本の着こなし
・上下揃いの生地のテーラードジャケットとトラウザーズ(パンツ)
・ウール素材のネイビーやグレー。色は濃い方、無地やピンストライプがフォーマル度が高い。
・シャツは白や薄い水色。ボタンダウンカラーはカジュアルダウンした装い
・ネクタイはシルク素材で無地、水玉、小紋などがフォーマルな柄。
・靴の基本は黒で、紐付きもしくはバックルとベルトで留めるモンクストラップというタイプで。
細かいことを言うとキリがないので、かなりざっくりとお伝えしました。
イメージができましたでしょうか。
カジュアルダウンする方法
このビジネススーツスタイルから、カジュアルダウンした装いが、ビジネスカジュアルです。
カジュアルダウンしていくには、ネクタイを外すとか上着を羽織らないとか、いろんな段階がありますね。
その段階によって、いろいろなコーディネートができ、そのフォーマル度が違ってくるので、ビジネスカジュアルには様々なスタイルがあるのです。
順を追って、洋服のアイテムベースでカジュアルダウンする段階はこんな感じです。
・上着とパンツを単品アイテムで組み合わせる
・ネクタイを外す
・上着を着ない
・シャツではなくニットやTシャツを着る
・スラックスタイプではなく、5ポケットタイプ(ジーンズの形)のパンツにする。
・革靴をスニーカーにする。
などなど、素材ベースやデザインベースも加えるとカジュアルダウンの段階はもっとありますが、ざっくりとお伝えいたしました。
もっと分かりやすく、数値化したものを後日にご紹介させて頂きますね。
写真も紹介したいので、頑張って準備したいと思います。(^-^;
どうぞよろしくお願いします!