スプレッドシート スクリプトエディタでオリジナル関数を作ってみよう!
みなさん、こんにちは!
ちょっと便利にスプレッドシートを利用したい方向けに
今回はスプレッドシート スクリプトエディタの初歩的な使い方をご紹介
したいと思います。
■はじめに
Google Apps Script(以降、GAS)はGoogleが提供をしている
JavaScriptによって操作するためのスクリプト環境のことで、
業務でGoogleサービスを利用している場合、GASを用いることで様々な業務効率化を行うプログラミングを作成することができます。
そしてGASのプログラミングは、Googleが用意してくれているスクリプトエディタというツールを使って進めていきます。
今回は例としまして、消費税率が変更になる前にスプレッドシートで
以下のような商品管理をしていたと仮定します。
金額の欄にはすべての商品が=(税抜き金額)*1.08という形で
セルの中に入力されています。
これでは消費税率が変更になった場合、
すべてのデータを( *1.08 → *1.1 に )打ち込みなおす必要があります。
そんな時に、スクリプトエディタを活用すると
オリジナル関数の値を変更するだけで他のセルの値も勝手に変更され、
税込み金額が表示されるようになります。
では実際に試してみましょう!
■スプレッドシート スクリプトエディタの起動方法
〇で囲ってある「ツール」から「スクリプトエディタ」を起動します。
〇の部分をクリックすることで、名前を変更できます。
今回は「税込表示関数」にしてみました。
■簡単な関数を作ってみよう
こちらが、実際に作ってみる関数になります。
下記で入力した関数についてご説明します。
・関数名の設定
〇部分をクリックし、関数名と同じものに設定します。
・コードの入力
① function TAXIN(price){
② const tax = 1.1;
③ return price * tax;
④ }
<関数のルールとして>
function 関数名(引数){
//ここにコードを書いていく
}
このようになり、上記文は定型文だと思ってください。
関数名・・・自分で決めることができます。(日本語でもOK)
注:・アンダースコア_とドル記号$以外の記号は使えない。
・関数名の一文字目に、数字は使えない。
引数・・・セルから受け取る値
<引数について>
function 足し算(A,B) {
return A + B;
}
例として、上記のコードを作成したとします。
(A,B)が引数になりますので
この(足し算したいセル①,足し算したいセル②)が引数なのです。
・const
コードの中で、定数を扱いたい時に使います。
const 定数名 = 値;
作成したコードでは、定数「tax」に「1.1」という数値を代入するという処理がなされています。
※Google Apps Scriptにおいて、すべての処理文の後に;(セミコロン)をつける必要があります。
・return
returnは、実際にセルに反映させる値を返すという処理になります。
今回書いたコードは、上記のようにC5セルから受け取った引数を
宣言した定数「tax(中身は1.1)」と掛け算した値をスプレッドシートで、=TAXIN(引数)と設定したセルに返すという処理になります。
■コードを保存して、実行しよう
コードが書けたら、フロッピーマークの保存をクリックし
その後実行ボタンをクリックします。
※この際に、コードにエラーがあれば教えてくれます。
実行ログにエラーが出てこなければ無事反映完了、
実際に活用することが可能になります。
今回ご紹介した以外にもまだまだ多くの活用方法があります。
今後も是非、「こんな関数あったら便利だな」と思いついた関数を
どんどん作っていってみてください。
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