海外現地採用人材マジ使えない説
海外での就労者は駐在員か現地採用の2つに分かれる。
日本の本社に採用されて海外子会社に出向となれば駐在員となり
海外の現地子会社に直接雇用されれば現地採用となる
私はASEAN3か国での就労経験の中でこの駐在員と現地採用の両方を経験してきた。
その中でも「現地採用は使えない」というのは、どこの国でもよく聞くセリフだ。
2年前、バンコクで駐在員をしていた時、営業先の社長と談話していたら「そういえば、最近の現地採用者の質が随分と上がった気がします。私が来た10年前の現地採用者の面接なんて、まともに自己紹介や挨拶すら出来ない日本人ばかりだったんですよ(笑)」と言っていた。
さすがに、このご時世で海外就労者が増えてきて挨拶もまともに出来ない人材が採用されることは難しいので、淘汰されてきたのだろう。
タイなんかは人気の就労地であるので、特出したスキルも実績も無い若手人材が薄給で現地採用の道を選ぶ。
特に、コールセンターと人材会社がその典型的な就労先となる。
日系企業が多く進出するバンコクは日系の人材会社が多くあり、人件費を浮かせるため間口が広く、正直安ければ誰でも採用すると言っても良いようなレベルである。
額面3~5万バーツ[約10~16万]で手取りはもっと低い。
当然ながら、その給与でまともな人材は来るはずも無く、いわゆる「現地採用は使えない」という印象が広がってしまう。
私はバンコクでもホーチミンでも、勤務していた会社には人材会社からの営業電話が何度もかかってきた。
「〇〇会社の〇〇と申します。この度、弊社の自己紹介とご挨拶を兼ねて訪問させて頂けませんでしょうか?」という文句が一般的だが、挨拶に来られても迷惑なのである。
だって、その電話口のたどたどしさからも使えない感が漂ってくる上に、ころころ辞める東南アジア人材の採用に毎回人材紹介会社通して給与2か月分とか取られて数か月とか半年で辞められるので、全くコスパが悪いのだ。
進出間もない企業は現地事情が掴めていないので、人材会社の言いなりに採用して半年とか1年して「この採用費、超無駄じゃね。。。!?」と気づいてくるのだ。
だが、日本の日本の人材紹介業界はスパルタで古風な営業会社的な企業が大半なので、働いている方々もしっかりしている人が多い印象がある。
私がバンコク就労時に駐在員現地代表のポジションで同じポジションの転職先を探していた時、いくつか人材紹介会社に登録した。
そのうちの1社の現地採用担当者のバカさが未だに信じられなかった。
最初に希望を聞きたいとの事で無駄に面接をしてもらったのだが、「〇〇さん、まず海外で働くっていうのは〇✖△◆」と何故が説法から始まったので、「はぁ、そうですか。で、あなたは海外就労長いのですか?」と聞いたら「私は海外で働き始めて半年経ってません」と何故かクソ不細工な上にどや顔で言われたのが印象深い。。何が言いたいのか分からなかったが、自分が海外で働いている事に無駄に誇らしげではあった。。。
その無駄な面接時間で会社の事業内容から業務内容、責任範疇、細かな希望党を明確に伝えてから。暫くたった後に送られてきた求人票が希望業種でもなければ、希望給与の半分にも満たない現地採用のポジションだけだった。
そしてそれを告げると「タイで働くっていうのは〇✖◆△だから、それが普通です」と全く的を得ない回答で、それ以来は接触を一切絶った。
これは、業種に関わらずに言える事だが、基本的にヒアリング力が無い人は仕事が出来ない傾向が強い。
営業先でもクライアントは関係性が出来るまでは、基本的に腹の中を探られないよう警戒しているのが普通である。
どの様な状況でも限られた言葉の中から、もしくは声のトーンや言い回しから相手の手の内や要望をくみ取ることが重要である。
ましてや、人材紹介で転職を希望している人間や人材が欲しい企業から、事細かに要望や業務内容を聞く事なんて誰だって出来るのである。
それが自分の中でポイントが全く得られていないバカは何をさせても同じ事を繰り返すであろう。
そして、これは万国共通だが、自分のレベルの低さが自覚できない上に他人からの指摘に反省する前に反抗してしまう人も多い気がする。
先日、とあるプロジェクトで諸事情により使った媒体の営業担当がもはや笑えるレベルだったのだが、あまりの酷さに電話したら逆切れされたのが未だに腹立たしいが、そんな馬鹿に神経を使うのがもったいないのである。
1、納期を守らない(連絡すら無い)
2、原稿が修正時の赤字のままで画像も違うものを勝手に掲載(連絡すら無い)
3、自分で提案した事も期限切れてから出来ないと言い出す
4、レポートしてください。と言っても出さない上に連絡すら無い
5、電話したら逆切れ
6、自社WEB媒体なのにPV数が原因不明で出せないとか言い出す(その後報告も無い)
こんな具合だが、この人も例にもれず現地採用者だ。
こういう思考の使えない人間の思考経路を覗いて見たいと思うのだが、とても基本的なポイントが抜けているのだと思う。
先が読めないとか、頭で考えずに感情で行動してしまうとか、そんな所かもしれない。
だが、この様なバカな現地採用者が目立ってしまうので、残念だが現地だろうが駐在だろうが仕事が出来る人は居るのだ。
これからの世代ももっと海外就労人材が増えてくるだろうし、その分競争が激しくなり人材の質も上がるだろう。
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