人はなぜ結婚するのか?
私は30歳になり、結婚という言葉がたまに頭によぎる事がある。
なぜなら、周りの友人知人で結婚する人が急に増えたり、同年代の家庭持ちのビジネスパーソンとの仕事上の付き合いも増えたからだろう。
人はなぜ結婚するのだろう。
そもそも結婚とは社会が決めた紙切れの保証書と同じ定義である。
私は一応、経営という視点で事業を回している立場として、どうしてもコストとして勘定してしまう。でも、それは正解だと思っている。
私が好きなホリエモンが、
❝人生の4第コストを捨てれば、1億7,250万円のコストダウンが出来る!!❞
と、つぶやいて叩かれていたが、まぎれもない事実なのである。
残念ながら、夢と希望だけで金は生まれないのがリアルの世界。
上記のコストに❝離婚❞が発生すると、強制奴隷コストまで発生。
せっかく幸せな家庭を夢描いて結婚しても、3組に1組は離婚する。
その上で、35年ローンとか組んで家を買ってしまった人には、離婚と共に売却に迫られて借金と失望が残り、家族と巨額が失われる。
考えるだけでも恐ろしい位のリスクである。
それでも一生を添い遂げて人生を全うするカップルもいるのが事実。
私の祖父母が一生を添い遂げた夫婦であり、私の両親が離婚・再婚を繰り返して貧困に陥った人生を送っている。
私は、一生を誰かと一つ屋根の下で暮らすことが、そもそも無理そうだ。
険悪な状態になっても、同じリビングを共有し憎しみ有っている相手に、自分が稼いだ財産を上げなくてはならないのだ。
究極にドMな行動である。
そんな時に最愛の可愛い子供が、そんな親の喧嘩を小さい頃から見させられて偏屈な性格になったり、ストレスを与える事だってあるだろう。
私自身が、そのような家庭環境で育ったからよくわかる。
家庭は決して貧しくはなかったが、環境は悪く、祖父母が育ててくれたようなものだ。
子孫繁栄は本来の動物の本能である。それを現代の社会システムに当てはめた制度が【結婚】である。
私は10台の頃から既婚男性に同じ問いを続けてきた
【結婚してみてどうですか?】
継続して結婚生活が継続している男性の少なくとも30~40人には聞いてきた。
悲しい事に【幸せ】とか【良い】と答えた人は2名だけだった。
ただ、【子供がいるから離婚できない】【子供だけが楽しみ】といった言葉も良く聞いてきた。
それじゃ、僅か数年の仲良し期間の為に大金と人生を捧げるのとおなじではないか。
もしくは、35%の 離婚カップル枠に入らないと誰もが思っているのだろうか。
こんな考えをしている時点で家庭を持つ権利は無いかもしれないが。
以前、JALのCAから2か月に1回のホーチミン便で来るときに食事に誘われた事があった。
33歳の独身で花形CAでそれなりに所得も高いだろう。身なりも綺麗だった。
連れていったベトナム料理屋で何気ない会話から「値踏み」されている気がする質問をいくつかされた。
彼女なりに気をつかって、遠回しに私の所得事情を知りたかったのだろう。
それくらいは簡単に見抜けるので、素直に答えたが、その後も彼女から数か月おきのホーチミン便に乗るたびに食事に誘われたが、あれ以来全てお断りしてきた。
彼女は魅力的だったが、明らかに結婚相手を探している雰囲気があった。
これじゃSEXすると、すぐに付き合うとかの話を出してきそうだ。
私は女性とのデート(飲食・SEX・会話)にしか興味がない男だ。結婚はしたくない。
世界を見てみると、結婚という契約書は結ばずに家庭を築く人たちもいる。その形は最近増えてきているかもしれない。
だが、日本社会だとなかなか難しいのではないだろうか。
集団主義の日本において、人と違う事をするとすぐに叩かれる。籍を入れずにいると家庭でなく、不倫だとか遊びだとか、バカな連中がありとあらゆる事を無責任に決めつけてくる。
当然、会社も家族手当の対象とはしてくれないだろう。
それでも、残業・社畜生活を続けて家庭を支える。
共働きでようやく普通の日本人生活が賄える東京の生活。
年に2回は長期有給休暇で家族との時間を過ごせる人が、日本にどれだけいるだろう。
形だけの日本の有給制度は世界最悪の取得率である。
こんな状態では、何のために家庭を持ったかわからなくなる。
私は確度の高いリスクを取りに行く性格ではない。
チャレンジ思考だが、勝算の低い勝負には出ない。
そして、近い将来の必ず来る日本の経済危機の時に、多くの日本人は世界で生きるすべがなく、貧困化していくだろう。
新卒で大企業に入って、結婚して35年ローンで家を買う。
これからの世代がこの思考だと本当に恐ろしい事になるだろう。
私には、そんな恐ろしい勝算がほぼ無い大博打は打てない。
それでも、結婚生活を幸せにすごしている人たちは勝ち組だと思う。
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