恋愛遍歴
私羽忘、生まれてはや24年目。今年は年女です。
この歳にもなってくると、毎年何かしらの1つの節目を迎えている気がします。
いつでも恋が第一優先な人生を送ってきました。
その時好きな人が、世界の中心です。
少女漫画も恋愛要素のあるゲームも大好き。
今回はそんな私の今までの恋について、思い出せる限りメモしておこうと思います。
思い出せる限り、と書いたことでわかってしまうと思いますが、もちろん全てが失恋です。
想いを寄せ続けていれば、お付き合いが続いていれば、忘れることもないし、思い出すこともないですからね。
なんか、哀しいですね。
初恋の幼なじみ
初恋は、幼なじみです。ド定番な相手ですね。
保育園児の頃、私が私になる前から一緒だった、同い年の男の子でした。
どうして好きになったんでしょう。足が早いから?かっこいいから?覚えていません。
小学生中学年の時に、はっきりと恋心を自覚しました。
何かあって私が泣いていたとき、彼に「泣いてもどうにもならないよ」とぴしゃりと言われたことが、なぜか色濃く記憶の片隅に残っています。
一見冷たいような、突き放すようなその言葉に、逆にその時の私は励まされてしまったのです。Mでは?
そんな彼が他の女の子と両想いになったと聞いて、初恋はあっけなく散りました。
クラスのリーダー
小学生高学年の頃、また別な同級生に恋をしました。合唱で指揮者をする、運動会・体育祭で応援団長になる、後に中学高校と生徒会長をするくらいの、頼れる人気者でした。
みんなの前に立つ人が格好良く映るのは当然です。
ライバルはたくさんいました。そのうち、他の女の子とクラス公認の両片想い状態になり、私の想いは諦めざるを得なくなりました。
他の男子よりもたくさん話しかけて、一緒に遊ぶグループにも入るなど努力しましたが、仲の良い女の子友達のひとりになれただけでした。
幸せを教えてくれた人
中学に上がっても、リーダー的存在のその人への想いを捨てきれずにいた私は、それでもその気持ちは隠していました。かわりに、彼と両想いの友達とも仲良くいるために、ある別の同級生のことが好きだと嘘をつきました。
その人が後に初めての彼氏となる人で、私の人生を大きく動かす存在になるとは知りもせずに。
彼のことは、話すと長くなってしまうので、それくらい好きだったので、今回は短く、いつかの機会に思う存分語りたいと思います。
そのうち嘘が本当になり恋をして、2年ほど片想いした上で3年付き合い、別れました。
今まで生きた中で5年という月日は、なかなかに大きなものです。
恋愛的な意味ではなく、今も彼のことは好きです。きっとそれも、仕方のないことです。
担任の先生
高3の頃の担任です。初めての恋人と別れて悲しすぎたあまり、別の人に目を向けようとして推し活のように好きだった人。
何度か二人だけで言葉を交わしたことも、バレンタインにお菓子をあげたことも、先生が写っている写真を保存したことも、今となっては面白おかしくも楽しかった思い出です。
別のクラスの先生と付き合っているという噂が流れていましたが、卒業する少し前に彼女のほうがそれを認めたため、一時はクラス中の注目の的になりました。
卒業式のあと、話す機会が一度だけありました。
「ありがとうございました」と心を込めて言いました。
その時の先生の笑顔は、忘れられませんね。
フルで言うクラスメイト
高校を卒業したあとは、専門学校に入学しました。特にやりたいと思うことではなかったけれど、追いかけるものがあるというのは案外楽しいことなのだと知りました。
彼のことは、自己紹介のとき、好きなバンドの名前が同じで気になりだしました。
話す機会をずっと探していましたが、ある時、イベントの出し物の班が同じになり、彼と関わるようになりました。
LINEで、あの衣装はどうしますか?みたいな相談をしたとき、「ファッションセンターしまむらで買ってきます」と彼は答えました。そこ、フルで言う?って、なんだか笑えたことを覚えています。
心の片隅に高校で別れた彼のこともあり、想いを伝える勇気も、そもそも好きだという確信も持てなかったので、彼への恋らしき感情はいつの間にかそっと消えていきました。
バイト先の先輩
恋、と言えるような恋を年上の人にしたのはこれが初めてでした。
友達に誘われて始めたバイト先の大学生。
眼鏡をかけて、真面目そうなのにユーモアもある、面白くて頼れる人でした。
二人きりのシフトのときは、いつも何かしら話しかけてくれました。それを待っている間も、私はずっとうずうずしながら仕事をしていました。
バイトを辞めるときに、私にだけ小さなシャーペンをくれました。今も大事に飾ってあります。
最後の日は、文字通り泣きながら家までの道を帰りました。
告白しなかったのは、自分に自信がなかったからです。彼に私は見合わないと感じたので、気持ちを伝えられませんでした。
職場の上司
恋愛的な意味ではなく純粋な尊敬です、ということを最初に述べておきます。
ならこのnoteには、恋じゃないから書かなくても良さそうだけれど、あの人も私の人生を動かした人に違いないので、残しておきたいと思います。
私がいろいろと仕事でミスをして、普段の生活で笑うこともできないほどストレスを抱えていたとき、救ってくれた人です。
もちろん妻もいるし、子どももいます。その時点で最初から恋愛対象ではありません。
けれど初めて、人に対して慕う、という想いをその人に持ちました。
抱えていたものを打ち明けたとき、ほんとうに安心したのです。
あんな素敵な人に私もなりたい。
あの人を人生の指標と思って生きています。
最近まで好きだったあなた
恋人が欲しくて始めたアプリで知り合ったのが、4つ上の彼でした。連絡を取り始めて1週間で直接会い、会って3日目で告白を受けて付き合いました。
ずいぶん早い展開ですが、その時はこの人こそが運命の人だと信じていたので、断る理由はありませんでした。
ここ10ヶ月程度、彼に夢中になっていた日々は、まだ思い出と言えるほど過去にはできていません。仕方のない、終わる運命だったのだと、受け入れていけるよう今は努力しているところです。
最後に
私は、ひとを好きでいる、ということが得意なようです。
どうしようもない理由でもない限り、相手への想いを諦めることはありませんし。
現に、過去に好きだった人に対して、今も好意的な気持ちを持っています。もちろん恋ではなくて、人として好きだということです。
恋というものは、その時々の一人だけに身と心を削って捧げる贈りものなのですから。
別れた元恋人にも、失望や、恨む気持ちを抱いたことこそありますが、根本的なところで、やはりうっすらと好きなのです。ずっと好きでいるのです。
こんどの恋は、どんなときめきや苦しみをもって、どんな想いを私に教えてくれるだろう。
今から楽しみです。