羽忘

aikoが好きな2000年生まれ。失恋だらけ。日々の記録、恋愛について思うこと、忘れたくない出来事について。

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aikoが好きな2000年生まれ。失恋だらけ。日々の記録、恋愛について思うこと、忘れたくない出来事について。

最近の記事

先日破って捨てた手紙、の、下書き

別れたあと、すぐの頃。 初夏だった。 まだ、彼からやり直そうと言われる前のこと。 いずれ来る冬、この手紙を出すつもりでペンを取った。 LINEでも良かったけれど、まだ心の準備もできていなかったし、文字を書いていた方が落ち着いた。 この街から出ていくその前に、あの人に届けられたらいいなと思って泣きながら書いた。 私が平気になったら、大丈夫になったら。 いつかあなたに渡したいと思っていた手紙。 先々月くらいに、そういえば、と思い出して、破って捨てた。もう、必要ないから。 手

    • 運命みたいな恋がしたい。(映画傲慢と善良 感想)

      9月、パンフレットを手に取って気になっていた映画。「傲慢と善良」を観ました。 公開したらすぐ行こうと思いつつ、なんだかんだ観に行けたのは10月の半ば。今は少し後悔しています。2回目を観終えた今も、また観たくなる映画だったから。 そしてできれば、誰かと見に行きたかった。気になってる人とか、好きな人とか、恋人とか。でも今、わたしにはそういう相手がいない。 気温のせいだけじゃなく、少し寒い気がします。 さて、傲慢と善良、結論から言うと、すごく面白かったです! いい意味で深く心を揺

      • 映画、傲慢と善良を観てきた。身に覚えがありすぎて痛いくらいに刺さったし、恋愛観が変わった。というより初心に戻った。とてもいい意味で目を覚まさせられた。原作小説を買って帰ったよ。これはぜひ、たくさんの人に観てほしい。

        • 日々

          くちびるの、犬歯の先あたりに大きめの口内炎ができた。 少し触れるだけでじんじんと痛む。 近頃外食ばかりだった。健康診断でも引っかかったし、そろそろ気をつけて生きていかなければ。 まずは食生活、あとは適度な運動。それから、日付を超える前には寝よう。 そう思ってはいるけれど、しばらくやって、疲れてやめて、またやり始めて、の繰り返し。 ずっと頑張るって、なかなか難しい。 ひとり暮らしを始めたのは、十代の終わり。 それでもけっこうな間ひとりで生活しているはずなのに、今でも気づけば

        • 先日破って捨てた手紙、の、下書き

        • 運命みたいな恋がしたい。(映画傲慢と善良 感想)

        • 映画、傲慢と善良を観てきた。身に覚えがありすぎて痛いくらいに刺さったし、恋愛観が変わった。というより初心に戻った。とてもいい意味で目を覚まさせられた。原作小説を買って帰ったよ。これはぜひ、たくさんの人に観てほしい。

          元恋人と、友達に

          あれは、いつだったか。 たしか、付き合ってから3回目に会ったあとの帰り道だった。 「付き合ってた人と別れたら、友達に戻れる?」 その話題を持ちかけたのは私だった。 恋人の過去の恋が、少しだけ気になって。 いろいろ聞いたあとの、質問だった。 「そうだなぁ。友達に戻れたら、理想だけどね」 どうだろう、やっぱり難しいんじゃないかな、と続ける彼の横顔をちらりと見る。 彼は私の前に別れた彼女とは、その後一切連絡を取っていないと言った。 私と付き合うまで、数年恋人はいなかったらし

          元恋人と、友達に

          秘密

          増えたな。漠然とそんな気がする。 きっとそのほとんどを私は憶えていないし、もう思い出せないものもあるだろうけど。 記憶の中に蓄積された秘密が、ある日急に浮かび上がってくることがある。 そのたび、また時間が経っていることに気が付く。 私は口は堅い方だ。 最初にそれを言われると、とたんに口が軽そうに思えてしまうのは何故だろう。 まあ、私は口が堅い。安心してほしい。 噂話は嫌いじゃない。聞くのが好き。 ただ、実はあんまり興味がない。 私はみんなが楽しそうに話している空気の中に混

          高校時代の元彼の夢を見た。耳に馴染んだあの声で、私の名前を呼ぶ。今もまだ全然思い出せるじゃん。忘れてないじゃん。なんか悔しい

          高校時代の元彼の夢を見た。耳に馴染んだあの声で、私の名前を呼ぶ。今もまだ全然思い出せるじゃん。忘れてないじゃん。なんか悔しい

          愛していた、

          あの人以上に好きになれる人などいないのかもしれない。 未練なのか執着なのか、見分けのつかない思いを抱えたまま、それなりに時間が過ぎたけれど。 私は今でも、あの人のことをそんなふうに思う。 ずっと、あの人は私の心の奥のどこか深いところに住んでいる。 忘れさせて、くれない。 他の誰かを好きになっても、違う恋をしても、消えることはない。 格好悪くて、だけど格好良かった彼のこと。 この人は私のことが好きなのかな? でも確信が持てなくて、もどかしくて。告白する前はあの人の後ろ姿ば

          愛していた、

          飲み会にて。

          ファジーネーブルを好きになったきっかけは、彼との居酒屋デートだった。 私は職場の飲み会は、実は半分くらい断っている。 理由としては、海鮮が苦手なこと、ビールが飲めないこと。あと、単純に行きたくないから。 店の感じや、人選により、行くか行かないか決めることが多い。 この日は同じ部署の人たちで、お店も私の好きな甘いお酒が多く、お肉が美味しそうなところだったので参加することにした。 全員が揃い、私は足をたたむか伸ばすか悩みつつ結局曖昧に伸ばして、周りの人の話に相槌をうちながら、

          飲み会にて。

          散ると言うほど儚くはない

          ありきたりな話だ。 好きになった相手が偶然にも私のことを好きになって、一緒に歩いていた先で道が2つに別れていて、繋いだ手を離してそれぞれ違う道を進むことにした。 ただ、それだけのこと。 別れてから3ヶ月くらいになる。 私は元恋人の顔も、声も、もう忘れた。 今日、ふと思いたって彼の住んでいたアパートを検索してみた。 もうすぐ空き部屋ができるらしい。 そろそろ契約更新の時期だと言っていた。 部屋の位置からしても、おそらく彼が、引っ越すんだと思う。 なぜこのタイミングで見てし

          散ると言うほど儚くはない

          まちがいさがし

          久しぶりにサイゼリヤに来た。 あの人とも何回も来た店だ。 注文をして料理を待つあいだ、二つ折りの間違い探しをテーブルに広げてぼーっと見ていた。 無意識に対面の席に目をやるけれど、当然ながらそこに座る人はいない。 どうしよう。 ほんの少しだけ、寂しい、かもしれない。 間違い探しは私のほうが得意だった。 でも、私の気づかないところをあの人は見つけて、得意気に教えてくれた。 楽しかったな。 今回も9個目までは、わりとすぐに見つけることができた。 それなのに最後のひとつが、いつ

          まちがいさがし

          ありもしない結末の話

          あの人に泣かれる夢を見た。 1ヶ月ほど前の、別れてまだ間もない夜のことだ。 LINEであっけなく終わったはずの彼が、久しぶりに私の目の前に現れたのは。 気付くとそこは実家の一室。畳のにおい。 障子が少し開いていて、薄っすらと西日が差し込んでいる。どうやら午後のようだ。 彼は隣に正座して、私の様子を伺っていて。 その場には父も母もいて、四角いテーブル越しに両親と彼が同じ部屋にいるという、今までにないイレギュラーな状況に嫌でも背筋が伸びる。 彼は先程から黙ったまま何も言わ

          ありもしない結末の話

          都会の波間より、元彼へ返信

          7月5日金曜日から、休みを取って東京を旅した。 同行者はいない。ひとり旅だ。 一人だけで東京に遊びに行くのは初めてのこと。 一般的には傷心旅行といわれるらしい。 母に旅行の話をすると、そんなふうに言われた。 すでに母には、別れたことも、どういう経緯で別れたのかも洗いざらい吐いていた。 後々書くが、ここ2週間程度の間に、私の身の周りでは沢山の出来事が起きていたのだ。 というわけで今回は少し、長くなります。 ひとりで東京に行って、帰ってこれたら、私は大丈夫だと思った。

          都会の波間より、元彼へ返信

          恋愛遍歴

          私羽忘、生まれてはや24年目。今年は年女です。 この歳にもなってくると、毎年何かしらの1つの節目を迎えている気がします。 いつでも恋が第一優先な人生を送ってきました。 その時好きな人が、世界の中心です。 少女漫画も恋愛要素のあるゲームも大好き。 今回はそんな私の今までの恋について、思い出せる限りメモしておこうと思います。 思い出せる限り、と書いたことでわかってしまうと思いますが、もちろん全てが失恋です。 想いを寄せ続けていれば、お付き合いが続いていれば、忘れることもないし

          恋愛遍歴

          別れたら行動する勇気が湧いてきた

          これから夏が来る。恋人のいない夏。 それは、彼と付き合う前には5回ほど通ってきた道のはずなんだけど。 別れて最初の鬱陶しく暑苦しい季節、やっぱりなんとなく物悲しい。 この夏は海もライブもお祭りも1年記念日も何もかも、楽しいことをあなたと沢山するつもりだったのに。 頭の中で思い描いていた計画は彼とのお別れとともに、残念ながら梅雨入り前にはすべての話が無かったことになった。 一緒に見ようと約束した花火も、今度あそこに行こうよと誘ってくれた旅行も、連れて行ってくれると言ったお店も

          別れたら行動する勇気が湧いてきた

          カウントダウンの匂い

          初めての彼氏と別れるときも、同じ予感がした。 終わりの近い匂い。 あ、もうこの人は私のこと大事じゃないんだなって、急にわかってしまう。 もちろんその時は悲しいんだけれども、ショックはあまり受けない。自分の方にも、至らない点があったことを重々理解しているし、同じように彼に冷めるようなことも思い当たっているからだ。 別れた原因を私なりに考察してみた。 学生時代のクラスメイトだった元彼をA、1週間前に別れた彼のことをBとしよう。 元彼Aの時は、毎日LINEをしていた。 最初は

          カウントダウンの匂い