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地獄の耐久レース

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退院した私の状況は良くなったのか。答えはNOです。

タイトルにした「地獄の耐久レース」は親と彼氏にとってのことです。
私は退院してから再び入院する2日間?3日間?のことをほぼ覚えていません。

母と彼氏(現夫)から話を聞くには、数日を通してほとんど寝ることなく、夜中も動き回っていたようです。交代で徹夜して私を見てくれた2人には頭が上がりません。

覚えている数少ない記憶は、くら寿司に行きたいと訴え連れて行ってもらった時、「イカを食べたい」と思ったらちょうどイカが回ってきて、誰かに見張られていると感じたこと、そして見張られているのは国の重要人物として認定されたからだと思ったことです。
今思い返すと本当に支離滅裂な思考でした。

もう一つ覚えていることは、親友2人との電話です。何で電話をしていたのかは覚えていませんが、おそらく支離滅裂な発言をしていたのでしょう、友達に「お母さんに代わってもらえる?」と聞かれたことは覚えています。

私は素直に指示に従い、電話を母と交代しました。母と友達はそこで病状の共有を行ったと聞いています。

また電話後、親友2人は「(私)がどうなっても、これからも支えていきます」と母にメッセージを送ってくれました。

一番ひどい病状を知っていても支えると言ってくれた友達がいる私は、本当に幸せ者です。
私も親友2人を一生大切にしていきたいと思っています。

次回


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