映画感想2「ロード・オブ・ザ・リング」
ネタばれあり
二度目の視聴
映画ロードオブザリングシリーズの一作目。
エルフもドワーフも魔法使いもホビットもみんな本物しかいないんだけどどこからいらしたんですか?
単純に長いしこの一編では完結しないという点は短所かと思うのだが、でも完成された世界観でもうそんなの気にならなくなる。映画を観るモニターを通じて異世界を見せてもらっているような気持ちにさせられる。
魔法使いの灰色のガンダルフでもなく、人間の王の末裔アラゴルンでもなく、エルフやドワーフでもなく。のんびりと日々を生きるホビットのフロドが指輪を捨てる物語の中心人物。
このバランス感覚良いよな。フロドが主人公だからこそ、周りのホビットの安心感や大きな人たち(とドワーフ)の強さを素直に受け止められる。主人公がアラゴルンだったら「うわっストライダー格好良いな……!」とはならなかった気がする。急に現れる謎の人間だからインパクトがあった。
旅の仲間は各々キャラ立ちしてて覚えやすい。種族も違うし。強いて言えばメリーがちょっと……ピピンの相方というか、芸人の影が薄いほうみたいな覚え方してた。すいません。
顔のアップが多い映画で、登場人物の目の綺麗さが印象的。あれ、逆かな? 目が綺麗だと感じたから顔のアップが多いように感じているのか? 主要人物が多いから、必然的に「顔」の印象が強く残ってるだけか?
まあとにかくキャラの顔を印象深く見れる映画だった。普段そんなに顔に対して何か思うことがないから、なるほどこれが……という気持ち。
ボロミア、アラゴルンと不穏なやり取りをするところでは印象悪いんだけどメリーやピピンに稽古をつける場面で一気に悪い人じゃないんだなとわかるのが面白い。ボロミアは1作目のバトンを次に渡す重要な走者だったなと思う。良いキャラだった。
最も小さな者たちが、世界の未来を変えるのです
このセリフ好き。
スナイダー的な分類だと『金の羊毛』なのかな。知らんけど。