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高知での滞在体験 / アジア人コンプレックス解消されてた

高知県で過ごした1週間で、思いがけない気づきがありました。それは、長年無意識に抱えていた「アジア人コンプレックス」が自然と解消されていたことです。

きっかけは、Workawayというサイトを通じて見つけた高知県での滞在体験。山奥にポツンと建つ一軒家で、自給自足的な暮らしを営む家族のもとでボランティア活動をすることになりました。宿泊先は町の中心部にある古民家で、そこには私の他に何人かの外国人も滞在していました。フランス人カップル、イギリス人、そしてフィンランド人。まさに国際色豊かな環境でした。

実は私には、これまで気づかなかった偏見がありました。18歳からニュージーランドで6年ほど暮らし、英語を使った仕事経験もある私。一見、国際感覚豊かに見えるかもしれません。でも実際は、深い友人関係を築けるのはアジア系の人たちだけでした。

韓国、中国、台湾、香港、マレーシア、インドネシアなど、アジアの人たちとは価値観や家族観が共通していて、自然と親しくなれました。一方で欧米系の人たちとは、表面的な付き合いに留まることが多かったんです。

それは単に「共通点が少ない」からだと思っていました。でも今回の体験を通じて、実はもっと深い理由があったことに気づきました。世界の中で「白人が上位」という無意識の序列化。「アジア人には興味がないだろう」という勝手な思い込み。日本で育つ中で刷り込まれた「欧米かっこいい」という価値観。

でも今回、そんな壁が自然と消えていました。一緒に滝まで車で1時間かけてドライブしたり、フランスの音楽を聴きながら語り合ったり。ボランティア活動への思いや将来の夢など、深い話もできました。

確かに、彼らが日本文化に興味を持って来日している人たちだったことも、関係が築きやすかった要因かもしれません。でも、この経験は私の中の無意識の壁を壊す、大切な第一歩になりました。

これからは国籍や人種で先入観を持つことなく、一人の人間として向き合っていきたい。そう強く思えた高知での1週間でした。

▼こちらの内容は、ポッドキャストでより具体的な話もしていますので、良かったらこちらも聞いてみてくださいね。


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