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手放したら感じられるありがたみ / 肚の声でコミュニケーションしていく

半年前に仕事を、そして2週間前に家を手放しました。すると不思議なことに、一日も住む場所に困ることなく、むしろ温かな場所を次々と提供していただいています。食べ物も、思いがけない形でたくさんいただき、あれ、生きるためにお金が必要と思って必死に働いてきたけど、お金がなくてもいきられている。じゃあ、「お金って何のために稼ぐのだろう?」と考えさせられる日々です。

エコビレッジでのボランティア活動では、土壁塗りの技術も少しずつ上達し、手作りの温かい昼食もいただき、夜は温かい部屋で過ごさせていただく。また別の知り合いの離れに滞在させてもらっている時は、ワンコイン温泉も徒歩圏内にあって、贅沢な毎日を過ごしています。これほどまでに恵まれた環境にいることへの感謝の気持ちが、日に日に強くなっています。

一方で、人とのコミュニケーションについて深く考えさせられる日々でもあります。人と話すとき、つい「こう返すのが普通」という型にはまった反応をしてしまう自分に気づきます。相手の顔色を伺ったり、ちょっと取り繕った反応をしたり、時には変に高いテンションで応対したり—これは本当の自分の反応なのでしょうか?

自分の肚(ハラ)から湧き出る本当の言葉で表現したい。たとえそれが「普通」から外れていても、独特な反応でも、それが本当の自分なら、むしろそこから面白い会話が生まれ、深いつながりができるのではないか。

家という物理的な場所を手放したことで、逆に「住む場所がある」ことのありがたみを日々感じられるようにも。同じように、「普通」という枠を手放すことで、より本質的な人とのつながりが生まれるのかもしれません。これからも、この「人体実験」を通じて、新しい気づきを得ていけたらと思います。

▼こちらの内容は、ポッドキャストでより具体的な話もしていますので、良かったらこちらも聞いてみてくださいね。


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