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「~以上、~以下、~を超えて、~未満」

実は以前、
「~以上、~以下、~を超えて、~未満」
↑これについて少々考えたことがあります。以下(w)紹介させてください。


・日英で、数学的に:

「~以上」(~ ≦):「~ and/or more than ~」「upwards of ~」「from ~ on up(infml)」
「~以下」(~ ≧):「~ and/or less than ~」「not exceeding ~」
「~を超えて、~より大、~より多い」(~ <):「more than ~」「over/above/beyond/past ~」
「~未満、~より小、~より少ない」(~ >):「less/smaller than ~」「under/below ~」

→ 英文法で言う「単数/複数」の「複数」は、従って「more than “one”」となります(「more than “two”」ではありません)。
(ただし、「0.5」「no ~」「none」等が複数扱いになることもあるので、もっと厳密に言うなら、実は「複数:not “one”」となるわけです)


・日本語で、日常的に:

「~以上」:「~ <」
「~以下」:「~>」
→「それ以上でもそれ以下でもない」などは、この用法
この用法を数学的な「~以上」「~以下」で解釈してしまうと変なことになります。つまり、「それ以上でもそれ以下でもない」の<指すもの>がなくなってしまう!からです。w


・日英で、数字が大きい場合に:

「~以上」「more than ~」:「〜」の部分の数字そのものを含む、含まないは実質問題にならないことも多い
e.g.「300万以上」、「more than 3 million」といったような場合。
↑ ただし、例えば<ウクライナ人難民の数が300万以上>といったような場合だと、ウクライナ人にとってみれば<人間の数を十把一絡げに扱われるのは心外だ!>となるでしょうが…。


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